ある晩、母が残業で遅くなると連絡があり、久しぶりに2人きりになれる夜がやってきました。食事もそこそこにリビングから退室しようとする父に「もう少し一緒にいようよ」と引き止めるのが精一杯でした。なんと切り出せばいいのかわからず、俯いていると先に父の方が口を開きました。
「今まで悪かった」
私が生まれた時から愛していた、それはずっと娘として自然な愛だと思っていたがどこからかかわってしまっていた、女として愛している、誰かに奪われる前に奪ってしまおうと思った、もう目が覚めた、今後はあんなことはしない、そういうことを言われました。
なんと答えていいのかわかりませんでした。ただ、目の前の父が愛しくてギュッと抱きついていました。
「美憂、今まで本当にごめんな」
私の抱擁を違う意味で受け取った父がそっと頭を撫でてきます。娘扱いする父に寂しさを感じました。父の思いをきき、あらためて、父と娘ではなくまた女として愛して欲しいと強く思いました。あれだけ怖いと思っていた妊娠もむしろ父の子をこの胎に宿してみたいとさえ思いました。いますぐに父の分身でココを満たして欲しい…。
「……もうしてくれないの?」
また抱いてほしい、と言うのはあまりにも直接的で恥ずかしいような気がしてそう言うのが精一杯でした。父は聞き取れなかったようで、一言、えっ?といいながら私の顔を覗き込みました。顔が熱いのは恥ずかしさだけではありません。早く欲しくてたまらなくて瞳が潤んでいくのがわかりました。私はその場に膝をついて立ち、父のズボンへ手をかけました。
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