「お兄ちゃん、背中流してあげようか」風呂に入っていると遥が脱衣所から顔を出した
「ああ」
「ママにはちゃんと言ってあるから」Tシャツにショートパンツ姿の妹は健康的な色香が漂っていた
「それじゃたのむよ」俺は湯船から上がって椅子に座った
「前は隠してよね」
「お、おう」
「ねえ、白鳥先生学校に来てないの知ってる?」
「ああ、お前の友達、あんなちゃんだっけ、あの子に偶然会って聞いた」
「悲しいの、お兄ちゃん」
「そうだな、担任で良くしてくれた先生だからな」
「そうだよね、先生よく遥にお兄ちゃん元気って聞いてきたよ」シャワーを流し遥は背中の泡を流しだした
「毎週会ってたくせに」つぶやくように言った妹の言葉は確かに俺の耳に届いていた
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