夕方家に帰ると両親の姿は無かった
「二人で出かけたよ、遥は気を利かせて二人だけにしてあげたの」
「そうか、お前は気を回しすぎだぞ」
「お兄ちゃんが帰ってきたとき一人だと寂しでしょ」
「そうだな、帰ってきて遥の笑顔が無いと寂しいかもな」俺は妹の頭を撫でた
「へへ~」満面の笑みの妹はますます可愛くなっていた
「さっきね、あんなちゃんから電話来たよ、大通りのマンションでお兄ちゃん見かけたって」
「そうか、俺風呂入るけど」
「そうだね、お兄ちゃんシャンプーの匂い朝と違うから」妹は泣いていた
「どうしたんだ、遥」
「あのマンション白鳥先生が住んでるんでしょ。遥たちの担任だから一度行ったことがある」遥は口唇を噛みしめていた
「そうか、風呂入ってくる」
「お兄ちゃん、遥一緒に入っていい?」
「どうしたんだ、遥」
「一緒に入ってお兄ちゃんの身体すみからすみまで洗ってあげる、先生と同じシャンプーの匂いがしないように」
「遥、わかったよ」
俺は先に風呂に入り湯船につかっていた。
「お兄ちゃん入るね」ショートパンツにTシャツ姿の遥が入ってきた
「お兄ちゃん、洗ってあげる」
「ああ」俺は湯船から立ち上がった
「前くらい隠してよ」
「ああ、わるい」
「別にいいけど、昔いっぱい見てるから」
「そうだな、でも4年ぶりくらいかな、お前に裸見られるの」
「そうだな、お兄ちゃんおちんちん少し大きくなったね」妹が微笑んだ。俺はほっとした。可愛い笑顔を失いたくないという思いが日々強くなっていた
※元投稿はこちら >>