「尊徳どこ行くんだ?」父が言った
「ああ、ちょっとブラブラ」
「もう、三年生なんだから少し勉強したら」母も続いた。久しぶりに二人がそろった週末だった
「パパとママがいない時は一生懸命勉強してるし、遥の面倒も見てくれるよ」遥が助け舟を出してくれた
「そう、ならいいけど、あまり遅くならないでよ」
「我が家の女性陣は尊徳に甘いな~」
「パパはお兄ちゃんに厳しいの?」遥の声がした
「まあ、甘いかな~」
「もう、パパったら」三人の笑い声を聞きながら俺は家を出た
「ねえ、ノン君、高校どうするの?」
「ゆるい私立にしようと思うけど」
「いいの?お父さんみたいに国立大学狙いじゃなくて」
「高校に入ったらバイトして、私立大学の学費の足しにしようと思ってるよ」
「それならいいけど、将来何になりたいの?」
「体育の先生かな」
「ノン君らしい」白鳥先生は俺にキスをせがんだ。俺の目だけセクシーな姿を披露してくれるようになった。その姿を楽しみながら俺は舌を絡めた
「もう、また先生をキスだけでいかせるつもり?」
「ばれた?先生感じやすくて可愛いんだもん」
「もう、10歳も年上のお姉さんをからかって」
「怒った顔も可愛いよ」
「バカ、もう、今日はいっぱいいかせて」
「姫香」
「ノン」俺は最愛の先生を5回いかせてマンションを後にした
「あれ~、お兄さん」遥の同級生のあんりちゃんが俺に声をかけた
「ああ、こんにちは」
「お久しぶりです」
「久しぶり」
「このマンションに用があったんですか?」
「ちょっと知り合いがいて」
「ああ、そうそう、遥ちゃん可愛くなりましたよね、お兄さんが一緒にトレーニングしてくれてるって遥ちゃん喜んでましたよ」
「そうか、まあ頑張ってるみたいだね」
「今度また遊びにいっていいですか~」
「それは遥と相談して、俺ちょっと図書館いくから、これで」
「さようなら」
「さようなら」俺はそそくさとその場を後にした。
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