その日、お風呂を出てから私は2回田中君に愛されました。
ホテルを出た時は夕方になっていました。
二人でカジュアルなイタリアンのお店に行き、少し早めのお夕食をいただきながらワインを飲みました。
「あ、隆からラインだ」
「どうかしたの?」
「今夜、うちに泊まってもいいかって」
「隆が、、?」
私は胸がザワザワして少し気持ちが乱れました。
嫉妬かもしれません。
田中君のお母様のところに泊まりたいだなんて。
でも、隆が泊まれば田中君は帰れなくなります。
やはりうちに泊まってもらうことになるでしょう。
そう思うと胸が高鳴りました。
もう何回も彼には抱かれましたが、二人きりで朝を迎えたことはありません。
そう思うと隆と田中君のお母様に嫉妬する気持ちよりも、田中君と夜を過ごしたいという気持ちが断然強くなってしまったんです。
「ダメ、ですか」
「ううん、ダメじゃないけど、、そうしたら田中君今夜はどうするの?」
「どうって、、」
「うちでイヤじゃなければ泊まりに来る」
「いいんですか」
「うん、じゃ、そうしよ」
「じゃ、隆に泊まっていいよって返しときます」
こうして、私は田中君と我が家で夜をすごすことになったんです。
「おじゃまします」
「コーヒー淹れるからくつろいでてね」
「あ、ありがとうございます」
上着を脱いで急いでコーヒーを淹れて、二人並んでソファに座りました。
「すごい嬉しいです。隆に感謝しなくちゃ」
「うふ、私も嬉しい、朝まであなたといられるなんて」
「ホテル行ったあとですけど、また、してもいいですか」
「もう、そんなこと聞かないで。いいに決まってるでしょ」
「良かった、、」
「田中君、私ね、あなたにセックスされるの凄く好きなのよ、だから、したい時はいつでもして」
「ほんとですか、嬉しいです」
彼に向かって目を閉じました。
彼の手が肩を引き寄せてくれて、キス、しました。
お互いに抱き合い、舌を絡めて、深くもっと深くって互いに愛を交わし合う長いキス、しました。
ソファの上で抱き合ったまま、何度もキスしたり、髪を撫でたり撫でられたりしていました。
「静子さん、俺、よく静子さんを思いながらオナニーしてるんです」
「え・・・」
「いやですか」
「ううん、イヤじゃないよ、嬉しい。嬉しいけど、どんなことを思うの?そういう時」
「え、静子さんとのセックスとか、静子さんの身体の匂いを思い出したりとか、、ごめんなさい」
「恥ずかしい、、でも、ありがと、嬉しいよ、私だったら想像の中でいくらでも抱いていいわよ」
「それとね、田中君が教えてくれたから、私も話すけど、、私もあなたを思ってオナニーすることあるの」
「え?静子さんが?」
「うん、恥ずかしいけど、会えないでいると寂しくて、抱かれたくなっちゃう時がたまにあるの」
言ってしまってから恥ずかしくて叫びそうになりました。
「嬉しいです。驚きましたけど、メチャ嬉しい」
「今夜、いっぱいしてね、私が壊れちゃうくらい」
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