「Kさん、もしかして、私の嫉妬に気付いていて、黙って引越ししたのね。」
Oさんが、帰ろうとした母に言った。
「もういいじゃない。時効よ。私もラブレターと事黙っていれば良かったのよ。確かあの頃息子さん、受験前でストレスが溜まっていると大変だと思い。つい喋ってしまったたら、変な方向へお互いいっちゃたけど忘れましょう。あれ?今日は平日。うちの子は、授業が休講だから久しぶりに散歩に来たけど、息子さん会社休みなの?」
Oさんと息子さんは、また下を向いて黙ってしまった。僕は、母に耳打ちした。
「この二人、なんか僕達と同じ匂いがする。帰った方がいいかも。」
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