「この庭園、子供の頃遠足で良く来たけどつまらなかった。でもママとデートしてるといい所だね。」
「ヤダ、Yくん。ここは、桜の名所よ。ここの桜が咲いたら、県の開花宣言するんだからね。」
「そうなんだ。あれ?近くにショッピングセンターもあるよ。便利になったね。あそこで休憩しようよ。」
僕達がカフェでお茶してたら、
「あのー、Kさんじゃ有りません?」
振り向くと、さっき話していた、お喋りオバサンのOさんと息子がいたのである。
母が嫌な顔をしたから、僕が、
「オバサン、今更母になんの用?酷い事して母を街から追い出して。話しなんか無いよ。」
僕は母の手を掴んで立ち上がると、
「ごめんなさい。あの時は、私が悪かったわ。お願いします。きちんと謝りたいから話しを聞いて下さい。」
「ここでは、他人がいるから、オバサンの家なら聞いてやるよ。」
※元投稿はこちら >>