小学生の頃住んでいた、この街は静かな所で、しかし田舎でも無い、僕は大好きだ。
中学校の途中で引越したから、大変だった。何故なら、転校して内申書が下がったら、困るので電車で通学したのである。
「ママ、普通は受験生がいるたら、パパが転勤でもないのに引越ししないよ。なんか有ったの?」
「ごめんなさいね。今だから話すけど、近所にOさんって居たでしょ。」
「ママが、僕が満点取ったら喜んでた。と、教えてくれた。お喋りのオバサン?」
「Oさんの息子が、私にラブレターをくれたのよ。私も流石に困って、Oさんに報告したら、信用してくれなくて、近所から村八分状態になったから、辛くて、パパにお願いして引越ししたのよ。」
「ママは真面目だから、その息子さんの事、心配したんだね。多分その息子さん、オバサンに本当の事言えなかったから、ママが嫌がらせされたんだ。美人は辛くね。あの頃、息子さんは高校生だから、ママの事考えながら、毎日センズリしてたかも。可哀想に。ママには僕という恋人が居たからね。あはははー。」
僕が肩を抱き寄せたら、
「Yくんも、ママの事思ってセンズリしてたくせに。あはははー。」
二人は、散歩しながら大爆笑した。
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