「ママ何で、合格してるって判ってたの?」
「あなたは、バカじゃないの。中学校の時、よく満点取ったでしょ。だけど苦手の教科はからっきし駄目だった。ムラがあるのよ、興味のある事は直ぐ覚えちゃうけど、つまらないと思うと中々頭に入らない体質ね。
この大学の入試の後、どんな問題が出たの?って聞いたらスラスラ答えたから、手応えを感じたわ。」
「ママ、凄い僕の事なんでも判るんだ。」
「そうよ、私に隠し事は出来ないよ。うふふ。」
(ヤバい、押入れの本だ、話題変えなきゃ。でも何で怒らないんだろう、ケダモノのすること、とか昔言ってたに。)
「ママ合格祝いは、」と言いかけたら、
「一緒にお風呂。でしょ。あれから二人で入ってないからね。当たりかな。」
僕は、もう母より背が高くなっていたから、
「その前に肩組んででもいい?」
「いいわよ。これ大好きだもんね。」
肩を組んで、
「ママちっちゃくなったね。可愛いよ。これなら怒られても怖くないや。」
「ちっちゃくなって無い!あなたが大きくなったの!悔しい小学生の時はあんなに小さくて可愛かったのに。」
僕は、高校に入って急に伸びて180cmを越えたのだ、
「でも、嬉しいもっと強く抱いて。」
「こうかいT子。」
名前で呼んで抱き寄せキスをしたら、
「止めて、名前で呼ばれたらママじゃなくなっちゃう。それにキスなんていきなりするなんて、それに凄い力全然動けない。」
母が、困った顔したから離してあげた、
「ママごめんなさい。一人で入るね。こんなことしたから怒ったよね。」
「怒る訳ないでしょ。私は両思いの恋人同士、びっくりしただけよ。一緒には入るけど、もうあなたこんな大きいしうちの風呂狭いから、先に体洗って浸かってなさい。必ず後から行くからね。」
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