待ってと言いながらも本気で抵抗しないのですんなり挿入できた。
姉は自分で口を押さえて声が出ないようにしながら私にされるがままになっていた。
昔からスタイルはよく、40半ばを過ぎていても余計な肉がついていない身体を、服の上からあちこち触りながら腰を振った。
姉はシンクに頭を突っ込むように身体を折り曲げ、ピストンに合わせて自分で腰を突き出してきた。
「気持ちいいんだ?」
私が呟くと姉は口を押さえたまま振り向き、泣きそうな目をして首を横に振った。
「自分で動いてんじゃん。ダメとかいいながら気持ちよくなってんでしょ?」
フルフルと首を振りながら自分から腰を突き出す事はやめず、鼻息だけを荒くしていた。
グチュッグチュッと鳴き続けている蜜壷に何の予告もなく出したが、姉は私の射精が終わるまでただじっと動かず待っているだけだった。
抜いた肉棒を手近にあったキッチンペーパーで拭っていると、膝で止まっていた下着に割れ目からドロッと精液が垂れ落ちた。
姉はそれを気にする事もなく下着を上げると、私に背を向けたまま言った。
〔……これで…黙っててくれるんでしょ?…もう別れてるし会う事もないし…〕
「別れてるとか知らないよ。それはそれ、これはこれ。オレはやりたかったからやっただけだよ。」
姉は振り向いて目を見開くと右手を振りかぶってビンタをしかけてきたが、モーションが大きすぎて簡単に止められた。
腕を掴まれて怒りで震える姉に、私はゴミ箱を見て言った。
「それ…ねぇちゃんが思ってる通り、相手はコハルだよ」
〔なっ…!〕
今度は左のビンタがきたがこれも止め、両手を押さえたまま話を続けた。
「オレが無理矢理してるわけじゃないからな?きっかけもコハル、続けてるのもコハルの希望だよ」
〔……なに言って…〕
「黙ったままでまた色々言われんのは嫌だからね。先に言っとくわ」
〔……だからってアンタ…〕
「気持ちいいコトは我慢出来ないって、ねぇちゃんわかってんじゃん。さっきも自分で腰振ってさ」
〔あれはちが……〕
「弟にやられてんのにアレだからね。ねぇちゃん相当好きもんだよな?」
〔………………〕
姉は目を伏せて黙った。
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