「ユウセイ君、酒で気持ち悪くなってない?」
《大丈夫です!》
「飲めるタイプかもね。それなら次からもっと付き合ってもらおうかな!」
《次からって……》
「今日だけってことないでしょ~?週末ヒマな時にまたウチに来てみんなで楽しもうよ!」
《……いいんですか?》
「もちろん。コハルとお嬢もいいだろ?」
〈うん!もちろ~ん!〉
『いいの?みっくん?』
「ヒマな時ならいつでも大丈夫だよ!あ、お嬢仕事は?聞いてなかったけど…」
彼女は実家に戻った後、慰謝料や財産分与でかなりな額を貰ったが、実家に住む親や兄夫婦たちに渡すお金くらいは稼ごうと、週4日ほどパートで働いていたらしい。
事情を知っている親や兄夫婦にはいらないと断られたが、律儀に自分で稼いで毎月無理矢理実家のテーブルに置いてきているとの事だった。
「へぇ…。お嬢っぽいな」
『ヘヘヘ…。まぁ出戻りで置かせてもらってる身だからね。食費光熱費とかも考えたら何も渡さないわけにはいかないし』
「そっか。まぁパートない時とかヒマな時はウチ遊び来てよ。ユウセイ君も来てくれればコハルも喜ぶしね~?」
〈………エヘヘ。〉
《僕も…いいの?》
「もちろん!学校帰りに寄ってくれてもいいよ。……コハルと内緒で外で会われるよりねぇ…」
『フフフッ!みっくんそれが心配なんでしょ!?』
「そりゃ…もちろん…」
《大丈夫です!そんな事しませんから!》
真っ直ぐな目で私を見る彼に頷きを返して、ついでにゴムを渡した。
娘を彼の横へ送り、私も彼女の手を引いて横に座らせ身体をまさぐった。
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