最低限の動きでお互い長い快楽を味わっていたが、性的絶頂が目的ではないセックスは、相手をどうこうしようというプレッシャーもなくリラックスして向かい合えた。
彼女も私に満足してもらおうというより、気持ちよさを長く感じていたいと思うようになっていた。
『…なんか気持ちよくて…溶けちゃいそぅ…』
「あぁ…オレも。このまま寝たい感じだわ」
『みっくん横になる?私上で動くから寝てもいいよ』
「寝たらもったいない…」
『大丈夫。またいつでもできるから』
彼女は横になった私の胸に頬を乗せた。
彼女の重みを感じながら目を閉じ、夢うつつな状態で静かな射精をしたらしい。
眠った感じの私の肉棒から前触れなく精液が流れてきたと、後に彼女から聞いた。
***
夕方娘は帰ってくるなりへの字口で私に抱きついてきた。
〈パパ!髪の毛洗って!〉
「は?どした?いきなり?」
〈男子に髪の毛触られた!〉
「お…おぅ…」
廊下で服を脱ぎはじめ裸になって私の手を引っ張って風呂に入った。
「コハル待った待った!パパも服脱ぐからちょっと待った」
〈うん…はやくぅ…〉
とりあえずパンツだけになって娘の髪を洗っていると徐々に落ちつき、何があったのか話してくれた。
委員会の後友達と話をしているところに、学校で人気のある3年生の男の子が入ってきたと。
娘の髪の毛が綺麗だと褒めながら、指を通して撫でたらしい。
「ほぉ…。それが…嫌だった…のか?」
〈やだよ!パパが洗ってくれた髪の毛触られるなんて!〉
「おぉ…そうか…」
〈コハルの髪の毛触っていいのパパだけだもん!〉
「でも、人気ある男の子なんだろ?」
〈顔が良くて勉強出来てスポーツ万能なだけだよ〉
「……それパーフェクトじゃないか?」
〈でも気持ち悪いんだもん〉
娘の将来が心配になった。
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