根元をしごく手は尿道に残った精液をゆっくりと送り出し、溢すことなく出した精液を口に含んでいた。
唇を指で押さえ、彼女は顎をあげてコクン…コクンと喉を鳴らしていた。
『……ハァァァ、飲んじゃった』
「上手いわお嬢…すっげ気持ちよかった」
『よかった!喜んでくれて!』
「なぁ…聞いてもいい?」
『どんだけ口でしたか…って?』
「…うん」
『全員毎回。元気ないのを口で元気にしてそのままアソコに…って感じだった。流れ作業みたいな?』
「目隠しされたまま?」
『うん。でも毎回そーだとオチンチンでも誰かわかるようになるんだよね。あ、この人すぐ出す人だ…とか、途中で萎えちゃって何回か中断する人だ…とか』
「へぇ……。そう言えばさ、薬飲んでるの?中に出しちゃってから言うのも何だけど」
『うん。飲んでる……あ、いま飲む時間だ!』
彼女はバッグからピルケースを取り出して水で流し込んでいた。
中に出しても大丈夫と言われて、もしかしたら元旦那に一生妊娠しない身体にされたのかと思っていたが、杞憂だった。
「薬飲んでるって、決まったパートナーがいるとか?」
『えっ…?…い、いないよ!いるわけないじゃ~ん!アハハ、なんで?』
明らかに動揺していたが、彼女の嘘を信じるふりをしてその場は流した。
息子としてますとは言えないだろうし、私もそれを突っ込んで聞くのも気が引けた。
「あれか!生理重かったりすると飲むって聞くけど、お嬢も?」
『う、うん!動けなくなるくらい辛くて。さすがいろいろ知ってるね!』
相手の目を見て話すのが特長の彼女が、その時ばかりは私を見ずにケースをしまったりバッグを置き直したりと不自然な動きをしていて、笑いそうになるのを堪えていた。
「そろそろ出ようか?いくらのんびりでもいいって言っても、朝帰りどころか昼帰りになっちゃうし」
『うん!すぐ支度しちゃうからちょっと待っててね!』
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