夕方 娘に服を選んでもらった後、一緒に風呂に入って肉棒を念入りに洗われた。
使うつもりもないものを弄られ、勃ってしまった肉棒を娘が治めてくれた。
〈いってらっしゃ~い!飲酒運転はダメだからね?〉
「わかってるって。ちゃんと代行で帰ってくるから」
〈帰って来なくてもいいけどね~!ヒヒッ!〉
見送られながら車を駅に向かわせた。
駅前のパーキングに車を停め、歩いて待ち合わせの場所に向かうと彼女からメールが届いた。
>>早いけど着いちゃった!北口のベンチで待ってるよ~
車を停めた南口から一旦駅に入って北口に向かうと、ちょうど電車が到着した後なのか、改札からたくさんの人が出て来た。
人の波に紛れながら北口を出るとベンチに座る彼女が目に映った。
「おまたせー」
〈あっ、早かったね~!じゃ行こっか!〉
駅から伸びる通りを一本入った裏路地に予約した店はあった。
カウンター7席とテーブル席が2つだけの小さな店だが、予約しないとカウンター2席でも座れない人気店らしかった。
カウンターのすみに並んで座り、ビールと串ものオススメセットを頼んだ。
すぐにビールが届いて乾杯すると、小さな身体に似合わない飲みっぷりでジョッキを傾ける彼女がいた。
「おぉ…豪快…」
『はぁ~…おいしっ!やっぱビールはお店の生が1番だね!』
「けっこー飲むの?」
『うん!最近ほとんど毎日飲んでるよ!飲まなきゃやってられないし~!』
「そーなの?同窓会の時はそんな飲んでなかったんじゃない?」
『15年も前だよ?そんな昔と比べたらダメだって~!』
注文した焼き鳥が来る前に早々にジョッキをカラにした彼女は、ニコニコしながらビールのお代わりを頼んでいた。
カウンター越しに注文した焼き鳥セットを受け取ると、彼女がすぐに手を伸ばした。
『レバーいただき~!』
「あ…マジか。オレもレバー好きなのに」
『え?そなの?じゃ半分こね~!ここのレバーめっちゃ美味しいんだよ~!』
彼女は昔となにも変わっていなかった。
奔放で誰とでもすぐ仲良くなって自分のペースに引き込むのが上手い、所謂モテるタイプ。
ずっと見てきて当たり前になっていたけど、彼女と会わなくなってから彼女のようなタイプはあまりいないんだと知った。
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