夕方まで休みながらセックスし続け、ゴミ袋いっぱいのティッシュやゴムの残骸を片付けていると姪がぽつりと呟いた。
{帰りたくないなぁ…}
「ハハハ…まぁみんなそんな感じだよ」
〈もっと近くに住んでたらよかったのにねっ!〉
『あっ……。そう…そーだよ!近くに住めばいいんだよ!』
「………は?」
『お互いすぐに行ったり来たりできるとこに住めばよくない?』
「いやそー簡単には…」
〔そだね…それがいいかも…〕
「は?ねぇちゃん?」
〔いまの家って借家だし、引っ越しするには別に…〕
「義兄さんに相談するとか簡単にはいなかいでしょーよ」
{えっ?えっ?引っ越しするの?この近く??}
「いやだからそんな簡単に…」
〔引っ越し…しよ!うん!引っ越し!家建てよ!〕
{マジで!やった~!近くだよね?近くだよね??}
〔うん!この近くに!そしたら………〕
「待て待て。ねぇちゃん何言ってんのよ…」
姪の呟きから姉は急に引っ越しを決めた。
その場で義兄に連絡して、義兄も義兄でまるで他人事のようにあっさりOKを出していた。
元々、そろそろ家を買おうとしていたらしく何処に住もうかくらいの話はしていて、義兄も単身赴任で転々としていたため場所に関しては姉や子供たちの希望の場所でいいと言っていたらしい。
***
姉一家が帰ってから、ウチでは引っ越しの話からその先の話まで、彼女と娘は勝手に盛り上がっていた。
〈マイナと同じ高校行きたいなぁ!〉
『いいねそれ~!2人とも可愛いから一緒にいたら目立っちゃうね!』
〈制服可愛いとこがいいなぁ……ね~?パパ?〉
『制服汚されちゃうわよ~?フフフッ!』
〈パパって制服着てる時すっごい興奮してるしね!〉
『あら!じゃ私もコスプレで着てみよっかな?』
「盛り上がるのは勝手だけどまだ決まったわけじゃ…」
『え?義姉さん本気だったでしょ?あの感じからして行動は早いと思うよ?』
「まぁ……決めたらすぐってのは昔からだから知ってるけど…」
『フフフッ!みっくんとのエッチが9割の理由を占めてるみたいだけどね~!』
「……えぇ…………」
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