隣で寝息をたてている姉に時間を告げると姉もあわてて飛び起きた。
2人でシャワーを浴びて帰り支度をし、部屋を出る時に後ろから姉に腕を掴まれた。
〔ねぇ、みつ………あの…さ…〕
「ねぇちゃんさ、気持ちよかった?」
〔あ、うん…すごく…〕
「次からさ、家でしない?みんなで。」
〔………それは…さぁ…〕
「お嬢に言われてたんだよね。ねぇちゃんに早く話してみんなでしようって」
〔………沙織ちゃんや…マイナの前で……アンタと?〕
「そう。今度マナトも連れて来てよ。お嬢が息子交換してやってみよってさ」
〔……………はぁ…。〕
「まぁ考えてみてよ」
私の腕を掴みながらうつむく姉は、化粧はほとんど落ちていたが頬だけほんのり赤く色づいていて、それが無性に色っぽく感じてしまった。
帰る間際だったがそのまま姉を抱えてまたベッドへ押し倒し、服を着せたままもう一度姉と交わった。
「素直なねぇちゃんはさ……可愛いよ」
〔………バァ……カ…〕
帰りの車の中でぽつりと呟くと、姉はまた恥ずかしそうに悪態をついていた。
「昼飯食べちゃったらしいからウチ何もないみたいだけど、ねぇちゃんどーする?何か買ってく?」
〔……いいや。…アンタがたくさん出すからお腹いっぱい〕
「ハハハ…たしかにね。オレもいいや。じゃそのまま帰ろっか」
〔ねぇ……私どんな顔してアンタっち行けばいいのかわかんないんだけど……〕
「そのままでいいでしょ。もーみんな知ってるんだし。…それともあらためてヨロシクみたいに言う?」
〔言えるわけないじゃない…そんな…。〕
「大丈夫。お嬢が取り持ってくれるよ。まぁ…マイナとはねぇ…」
〔そうよ……あの子と何から話せばいいのか…〕
「まず謝ったら?家帰って母親の浮気現場見せられてんだからね」
〔…………そう…ね…〕
姉はゆっくりと車を走らせながらいろいろと考えているようだった。
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