フィリピンパブがある建物の前で、ビッキーが出勤してくるを待った。僕は寒さに震え、1時間ほど捨て猫のよう、待ってると、彼女が現れた。僕を見たその顔には、戸惑いと、驚きが。
「ビッキー、持ってないか?」
「ンン」とビッキーは首を振り、冗談じゃないと言う顔をした。
「ビッキー、今度はいつ持ってくるんだ!」
「アイ ドント ノー」
これまで見たこともない、冷たい顔。
僕は言った。「ビッキー プリーズ アイ ニード ユー」
ビッキーは、エレベーターに乗って上がっていってしまった。
また酒田のマンションに戻ってみると、酒田がいた。僕の髪を掴んむと、床に投げ、僕はフローリングを転がり、顔を上げると、薄笑いを浮かべたスキンヘッドの男がソファーにいた。
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