そんな中、ポーカーゲームの店でバイトをしていたら、酒田が新しいバイトの女の子を連れて来た。
僕は、何がなんだかわからない。
「サトル、サトルは、今月で終わりだから」酒田が言う。「お母さんと、ヤッてるような奴はうちでは、いらないから」
女の子が笑った。
僕は、顔を真っ赤にさせ、黙ったままじっとしていた。もう、惨めで、帰らせて欲しいと、酒田に頼んだ。
女の子は、僕は仕事ができないバカたれだと言うように、無視して、僕から仕事を奪うように、愛想を振りまいていた。
家に帰ると真っ暗だった。母が、ソープで働いているなんてまだこの時は知らなかった。
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