しばらく二人のたわいもない会話が続き、課長さんがお風呂に入る音が聞こえてきた。あの頃は10時を過ぎると眠くて眠くてたまなかった。ふと気づくと寝てしまっていた。あれ、と思い目が覚め、母のことが気になり、起き上がり、隣の部屋のふすまを開けてみると、豆電球の明かりの中で、母が課長さんの上に跨がった状態で僕に気がつき、隠れるみたいにパッと布団を被った。僕はその場で泣いて、母の元へ飛び込んだ。
二人はすっぽんぽんでめくれた布団の中にはパンティーとパンツがあって、課長さんはオチンチンを隠しながら憮然とした顔でパンツを探して履いていた。母は僕に謝りながら真ん中に寝かせ、そしてパンティーを履いた。安心した僕は、すぐに寝息をたてた。が、寝たわけではなく、意識は微かに起きた状態だった。課長さんは、僕が寝たと思って、母の身体を求めて、そっとそっちに移った。
※元投稿はこちら >>