酒田に送ってもらい、僕は9時頃アパートに帰ってきた(当時は、酒を飲んでも運転していた)。そして、その日の夜中、母が酒田と一緒にアパートに帰ってきた。僕は寝ぼけまなこで、起きてリビングにいた。酒田が母に「おい、昼に持ってきたマッコリ出せ」と言っていて、母が用意している。スナックでマッコリも置くように話している。
そして僕は酒田に「帰ってよ」と言った。
母が僕に寝るように言った。
僕はなおも、酒田に帰ってと言った。
酒田は母の顔を見る。
母は僕に寝るように言う。
「帰れ!」また僕が言うと、酒田が帰ると言った。
母が酒田を止める。
僕は帰れ!と怒る。
酒田が立ち上がって帰ろうとすると、母が止めた。
口でしてあげるから、と母が酒田を止め、また僕に寝なさいと言った。もう僕の母ではなかった。母は酒田の女。そう思った。
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