怖い人の名前は酒田。フィリピンパブ、ポーカーゲームの賭博店、ソープ、ノミ屋、そういった店をやっていた。
早い話しが、枝葉のように別れているが、母のお店にショバ代を取りに来たヤクザとも根っこの部分で酒田は繋がっていた。乗っていた車はベンツsl。酒田もヤクザ。
なぜか、その酒田は毎晩母のお店に来て、お金を落としていく常連になる。が、次第にツケで飲むように。これは僕の考えだが、ヤクザみたいな人なんかは20万使っても、最後はかならず取り返す。
普通の人のフリして最初はやっているが、結局、途中で正体を出して得するのがヤクザではないだろうか。
酒田は母をアパートの前まで毎晩車で送ってくれた。
母の方は、タクシー代を考えたら、と言うのも多少あったんだろうと思う。月にしたら3万は浮くし。
結果、母は、酒田に身体を奪われていた。そりゃそうだろう、酒田みたいな人に、送っていくと言われたら、断ることはできない。
抱かせてくれ、と言われたら、義理もあるので、一回だけならとなるのではないだろうか。あくまでも推測。実際にはどうだったのかわからない。無理矢理だったかもしれないし、母が望んだかもしれないし。
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