夜中、母が僕の布団に入ってきた。
「次は、お母さん、ホームレスとやらされるみたいなの」
僕は。母の方をちらっと見た。
「そう言う人達としてもいい?」と母が言って、僕の顔の刺青を触った。「そろそろとらないとね」
「うん」と僕は頷き、母に抱きついた。そして、
「ホームレスなんかと、したらやだ」と言った。が、実際には、感覚が麻痺して、なんて言っていいか、母がどんなに酷いことをされたとしても、満足できなくなっている自分がいた。
いったい、最終的に到達するところは、どこなんだろって、考えた。
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