リビング横の和室で遅くまで寝ていると、祖母が優しい声で起こしてくれた。
テーブルには温かいゴハンが並べられていて、ひとつずつ味わいながら食べた。
知らない間に犯された祖母は、母親と同じで何事もなかったように振る舞って見えた。
食後にソファでお茶を飲んで寛ぎながら、今日はどこかに出掛けようか、どこか行きたい所はあるかな、と問い掛ける祖母の言葉を遮って姉が口を開いた。
『ばあちゃん、父さんが子供の頃ってどんな子だった?』
【え~そうねぇ…素直で一途で、かわいい子だったわよ~】
『欲望に素直だったんだ』
【…え??】
『自分の性欲に素直だったんだね~』
姉はいきなり斬り込んだ。
横にいたオレもいきなりで正直驚いた。
【…え??……どういう…こと…?】
『父さん自分の性欲満たす為にばあちゃんとセックスしてたよね?性欲に素直に従ってばあちゃんとセックスしてたよね?』
【な…にを…】
『あの古いノート見たの。あれってばあちゃんと父さんのセックスの記録でしょ?』
【…ウソ……イヤ………チガ…】
『違わないよね?あれはセックスの記録だもんね?父さんと!ばあちゃんの!』
【な、なに言ってるのぉ、あれは違うわよぉ、あれは私のお通じの記録なの!私お通じ悪いから…】
『ばあちゃんアタシね、父さんに犯されてた』
【!?】
『ばあちゃんがされたようにアタシ父さんに無理矢理犯されてた。』
『アタシね…………』
姉はオレに話した時よりもっと詳しく、生々しく父親にされた事を祖母に暴露した。
祖母は固まって動かず、ただ涙をながして姉の言葉を聞いていた。
『……母さんも知ってた。知ってて助けてくれなかった。アタシ壊れたの。父さんと母さんに壊されちゃった。
アタシの話を聞いても、まだあれはお通じの記録って言う?』
【ごめんなさい!!レイナの言うとおり!言うとおりなの!ごめんなさい!!】
『だよね。』
『おかしいのは父さん。知ってて止めなかった母さんも一緒。野放しにしたばあちゃんも一緒。おかげでアタシは壊れた。でもアタシもケータ壊しちゃったの』
【え…】
『アタシはケータを襲って犯した。壊しちゃったの。家族みんな壊れちゃった。誰が悪いと思う?』
【………ワ…タシ】
『壊れはじめた父さんを止めなかったばあちゃんのせいだよね?何とかしなかったばあちゃんのせいだよね?』
【……ソ…ウ……デス……ごめんなさい!!】
『謝っても直らないし謝らなくていいよ。』
【でも…じゃあ…】
『たまにこうやって息抜きさせて。ばあちゃんの家で』
【…それだけ…?】
『悪いと思うなら逃げないって約束して?』
【うん…】
『息抜きってね、ケータのだよ?女の身体を知っちゃったケータの相手をしてねって意味だからね?』
【えぇっ!?】
『ばあちゃん自分の身体使ってケータを癒してあげてよ。できるよね?逃げないよね?』
【そんな……】
『断れないよね。ばあちゃんにはそれしか出来る事ないもん。』
【………】
『罪滅ぼしだよ。死ぬまでのね』
【……でも…】
『ケータはばあちゃんの身体気に入ったみたいだけど~?』
【えっ?】
『パンツに証拠残ってるでしょ?自分でも気づいてるはずだよ?』
『ね~!ケータ!』
「んーそだね。」
祖母は床に崩れ落ちて声をあげて泣きはじめた。
姉はニコッと微笑んで抱きついてくると、オレのシャツを脱がしはじめた。
『寝汗かいたでしょ?ご褒美ちょーだい!』
捲ったシャツに頭を突っ込んでクンクンと匂いを嗅いでいる。
『ハァァァ……しあわせ~』
「だからそれくすぐったいって!」
『オチンチンはど~かなぁ?』
「昨日したままだからねぇちゃんの匂いでしょ。」
『あ、そっか!エヘヘ』
『……ねぇ、ばあちゃん?』
【………ハイ…?】
『ケータのオチンチンについたアタシの匂い、嗅いでくれない?』
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