…かかった。ここだけクリアすれば後はスムーズに行く自信があったので、ナオトさんが縛られるのを拒否しなければいいと思っていた。
まずマナミさんの両手を拡げてロープを使ってベッドに固定し、脚は折り曲げて縛ってからベッドの下にロープを回して固定した。
ナオトさんも大の字にして、マナミさんより少しきつめにロープで固定した。
【二人とも、いい眺めですよ~】
『フフフッ、いい感じ~』
仕上げはアイマスクと耳栓。視覚と聴覚を奪われた状態のセックスって、いつも以上の快感を得られるんですよと、いかにもそれっぽい理由をつけ二人にアイマスクをつけた。
『気持ちよくなりましょ』
耳元でトモコに囁かせてから二人に耳栓をつけた。
【成功!】
『エヘヘ…』
ハイタッチしてから私は寝室のドアを開けた。
そこにはすでに裸になったトウマくんとナナちゃん、その後ろに息子と娘が息を潜めて立っていた。
シゲさんのところに行くと言うのはまったくのウソで、玄関を出た後は私の車で待機させていた。
電話もトモコのケータイを持たせ、頃合いをみて家に電話をさせていた。
階段の電気が消えたらそっと家に入り、寝室の外で待っているように指示しておいた。
【どうだいトウマくん、いけるかい?】
▼うん、大丈夫!▲
【ナナは?】
▽大丈夫~!△
【じゃ行こう。静かにね】
まずトウマくんとナナちゃんをベッドに上がらせ、私とトモコはナオトさんたちの枕元に、息子たちはクローゼットに隠れさせた。
それぞれが息を潜めて配置についたのを確認してトウマくんとナナちゃんに合図をすると、トウマくんはマナミさんに挿入、ナナちゃんはナオトさんの上に跨がってモノに腰を沈めた。
シンと静まる寝室に、ギシッギシッとベッドの軋む音だけが響き、程なくマナミさんの喘ぎ声が漏れはじめ、その後すぐにナオトさんの声も出だしていた。
≪アッアッアッイイッイイッイイッ…!≫
≦オォッウッウッ…≧
特に疑う様子もなく縛られたまま快楽に浸る二人をしばらく眺め、マナミさんがいい具合に淫れてきていたのでアイマスクを外す準備をした。
トウマくんとナナちゃんにはそのまま動いていてと伝え、私とトモコはアイマスクに手をかけ、同時にアイマスクを外した。
≪アッアッアッ………え………≫
≦ウゥ…………んぁ…………≧
≪トウマッ!!!!≫
≦ナナッ!!!!≧
驚き固まる二人と、それでも動きを止めないトウマくんとナナちゃん。
≦ナナッ!なんでっ!!≧
≪トウマッ!待って!待っ!アッアッアッ≫
そのまままたアイマスクをつけ、クローゼットから息子たちを呼んだ。
【次はお前らな。準備は?】
「完璧!」
〈ヌレヌレ~!イヒヒッ!〉
【トウマくん、ナナ、交代!コウ、マホ、ゴー!】
合図と同時に素早く入れ替わる息子たち。すぐに二人とも腰を動かしはじめ、私とトモコは再びアイマスクを外した。
≦ナナ…ストップ……え……マホちゃん≧
≪アアットウマ!待っ……コウくん!?ンアッ!待って!待って!≫
今度はアイマスクを外したまま、また息子たちとトウマくんたちを交代させ、それぞれの横で私と娘、トモコと息子が繋がった。
【トウマくん出せるかい?】
▼うん、いつでも!▲
【コウは?】
「オレも~!」
【よし、いいぞ】
私の合図でマナミさんの中にトウマくんが射精、少しおいて息子がトモコの中に出した。
≪ア…アアッ…トウマ…ナンデ…≫
≦ナナストップ!ストップ!だ…あ…アアッ!…!…!≧
ナオトさんも我慢できずナナちゃんの中に射精していた。
放心状態の二人の耳栓を抜き、そのまま少し待ってと伝え私は娘にピストンをはじめた。
『アッアッアッパパッイイッ!キモチイッ!イイッ!』
【マホッ!イケるか!?】
『ウンッウンッ!いつでもっ!』
【イクぞ!出すぞ!どこがいいッ?どこに出されたいっ!?】
『なかッ!中にッ!パパッ!中に出してッ!アアッ!』
【出すぞ!!オォッ!!】
『イイイアアアアッ…!…!…!』
娘の中に射精する姿を、二人はじっと見ていた。
娘からモノを抜き、無言のまま二人のロープを解いた。
≦…これって……≧
【すいませんっ!】
≦…いゃ…あの……ちょっと、頭の整理が…≧
放心状態の二人が少し落ち着くのを待ち、どうしてこうなっているのかを始めから説明した。
息子との事、娘との事、トウマくんたちとの事、すべてをなるべく詳しく話をした。
普通の親ならまずここはキレてもおかしくないが、ナオトさんとマナミさんはじっと私の話を聞いていた。
【………以上です。
大事な息子さん娘さんを私たちの狂った中に引き込んでしまって、二人も引き込んでしまってすいませんでした!】
≦いや……あの…。なんて言うか……。≧
【…はい。】
≦…普通の親ならこの状況は……、多分受け入れられない事ですね≧
【そうですね】
≦受け入れる親なんていないと思います≧
【ごもっとも…】
≦…ですよね…。
……受け入れる親は頭おかしいですよね?≧
【…そうだと思います】
≦…じゃあ…私は、私たちは、頭がおかしいですね≧
【……え?】
≦この状況…受け入れられる私たちは頭おかしいですね≧
【…え?】
≦受け入れられる…んですよ、私も、マナミも≧
やれば何とかなると楽観的に考えていたが、いざことが終わってみるととんでもない事をしたと思っていた。
説明しながらこの後ウチがどうなるのか、ナオトさんたちがどう出てくるのかを考え不安になっていたが、ナオトさんたちの話は予想外の方向に進んだ。
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