近親相姦 官能小説

浴衣を着てタオルを取りに隣の部屋へ行くと、仲居さんが夕食の片付けをしているところだった。

目が合うと気まずそうに会釈して片付けを続けていた。ただでさえ喘ぎ声が聞こえていた部屋から男が出てきて、しかも家族だと思っていたのに年の差がありすぎな団体。
どう対応していいかわからないと言う感じがはっきりわかった。

｛ﾊﾊﾊ…すまないね騒がしくしてしまって｝

→え…いいえ…大丈夫です

｛まぁ……そういう関係ですわ｝

→…はい…

｛片付けありがとうね｝

シゲさんはそう言いながら仲居さんに近づき、さりげなく袖口近くに手を持っていき、口止めとしていくらか渡していた。

→あっ…これは…

｛なんでもないよ。な？｝

→あ……はい…。

戸惑う仲居さんを横目にシゲさんはタオルを肩にかけて部屋を出ていった。
私も軽く会釈をして後を追った。


貸切状態の露天風呂に二人で浸かった後、湯上がりのビールを番頭さんに頼み部屋に戻った。
しばらくしてビールとグラスを持った仲居さんが入ってきたが、先程の事もあってか少しおどおどしながらお酌してくれた。

｛すまんね、驚いたよね？｝
→あ、いえ、大丈夫です
｛少し話しても大丈夫かな？｝
→はい、もうほとんど仕事はありませんので…
｛そうか。まぁ私らはねぇ…｝


シゲさんは私たちの事を少しずつ話し、同時に仲居さんの事も色々聞き出していた。
名前はカオリさん、歳は40代半ば、旅館の近くに家族四人で住んでいるらしい。

世間話でリラックスしたのを感じたシゲさんは、唐突にカオリさんに聞いた。

｛セックスは好きかい？｝
→…えっ！？

私も予想外なシゲさんの質問に驚き、それ以上に驚いたカオリさんは口を開けて固まってしまった。

｛ﾊﾊﾊ、すまんすまん、少し酔ったな！｝
【シゲさんそりゃさすがに答えずらいでしょ】
｛そうだな！すまんねカオリさん、忘れてくれ｝

→……好き…です

｛んっ？｝

→…好きです…セックス。
｛そうかい｝
→今でも主人と…毎週…
｛おぉ…そうか｝

一瞬の沈黙の後、シゲさんは続けた。

｛私の言わんとする事はわかるかな？｝

→…はい。…でも今ここではさすがに…。
｛どこなら？｝
→内風呂の横にリネン室がありますので…。
……あ、でもいいのですか？奥様たちは…
｛後で報告すれば大丈夫！な、若さん！｝
【…まぁ。でもカオリさんは大丈夫なんですか？いきなりこんな事】
→……はい。…実は先程片付けをしている時にみなさんの声を聞いてしまって…身体が火照ってしまって。
｛ほぅ。行きずりみたいな私らでもいいのかい？｝
→皆さんが楽しんでいるご関係なら心配する事はないと思いますし、たまには…主人以外の方とも……その……
｛そうかそうか！｝

【けっこうあるんですか？その、最中にお邪魔しちゃうとか。】

→いいえ、ほとんどの方はたぶん私が仕事を上がった後でもっと夜が深くなってからだと…。
翌日シーツを片付けてる時にその跡はよく見ますけど

｛そりゃそうか｝
→はい。私もこの仕事始めてからまだそんなに長くはないので
｛まぁとりあえず…、若さん、先に行こうか！｝


シゲさんはカオリさんを先に上がらせ、時間をおいて私を部屋から出した。

リネン室の前に行くと、ドアを少し開けてカオリさんが待っていた。

→着物は脱げませんけど…

そう言うと裾を捲り下着を少し下ろして洗濯物の入ったかごに両手を付いてお尻をこちらに向けた。
私もすでに勃起したモノにゴムを被せその後ろに立った。

片手は下腹に、もう片方の手をモノに添えて割れ目に当て、ぐっと腰を突き出すと、すでに愛液で溢れた割れ目に、ぬぅ～っと奥まで飲み込まれ根元付近がキュッと絞められる感覚があった。

【動きますねー】

モノをゆっくり抜き差しすると、入り口付近の締め付けでゴムがミチミチっと音を立てた。
かごを掴んだ手を離し、片手は口に、もう片方の手は腿に置いてお辞儀する形になっていた。

→…ｯ！ｯ！ｯ！ｯ！

声は出さず、徐々にスピードを早める私のピストンに合わせて腰を後ろに押し付けていた。

両手で腰を掴み腰を打ち付けること数分で私は射精した。
カオリさんの身体からモノを抜きゴムを外すと、おしぼりでモノに残った精液を拭い取ってくれた。

【ありがとう、気持ち良かった！】
→こちらこそ…

ニッコリ微笑むカオリさんを残し部屋に戻ると、すぐにシゲさんがリネン室へ向かった。

少し残ったビールを飲み干し隣の部屋を覗くと、四人とも裸のままで寝てしまっていた。

部屋でひとりでテレビを見ていると、シゲさんと後ろにカオリさんが戻ってきた。

｛ただいま若さん！｝
【あ、カオリさんも？】

→はい。あの、満足いただけましたか？
【もちろん！すごくよかったですよ！】
｛なんかコソコソするのもいいもんだな！ﾊﾊﾊ！｝

→私はこれで失礼しますね。明日も私が担当しますのでよろしくお願いします。ではおやすみなさいませ

深々とお辞儀をして部屋を出ていった。

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