三村は日曜の朝を迎えていた、三月に入ってようやく日差しにも暖かさを感じていた。
・・・いよいよだな・・・
今度こそ失敗は許されない、夕べはすっぽん鍋を平らげマカの錠剤を呑んで今日に備えていた。
慶子の裸体を想像するだけで充分反応をしていた。
・・・来ているぞ、もうカチカチになってる・・・
三村は途中、理髪店、に寄ってから時計を見た、11時過ぎたのを確認すると慶子に電話を入れた。
「慶子さん、お邪魔してもいいのかね」
電話口にすぐに出た慶子は爽やかな声で応えた
「どうぞ、お待ちしています」
三村は車を走らせた、20分とはかからない慶子の住む家に着いた。
車の音を聞きつけると慶子は玄関で三村を迎えた。
古民家ではあるが玄関には水仙の花が咲き乱れ、黄梅の香りが漂っていた。
「車は車庫にいれてくださる」
清が使っていた車庫に三村は車を止めた。
「どうぞお入りになって」
久しぶりに家に上がる三村は居間の中をぐるりと見わたした。
清と慶子の登山の写真が飾られていた。
「ごゆっくりなさって、夜は鍋でもしますから」
慶子は三村を受け入れている様子である。
慶子の手料理はヤモメ暮らしの三村にとって何よりの御馳走である。
慶子が立つ台所に目をやりながらスカート越に浮かぶ巨尻を眺めて幸福感を感じていた。
「さあどうぞ、お酒も用意してますから」
「ありがとう、あなたのような美しい方と食事出来るだけでも幸せです」
お酌を受けて酒をあおる三村は次第に酔いがまわってきている事に気がつかぬまま慶子と会話を重ねていた。
「慶子さん、旨いよ・・・・・清は幸せだったな、清今度は俺が面倒みるからお前は天国で見ていろ」
写真の清に問いかけるように三村は言った。
「あなた、三村さんが話しかけてるよ」
慶子も三村に合わせたように言った。
「こんな綺麗な女房を置いていっていいのか、いいんだな」
相当な酔いである。
「慶子さんこっちに回ってくれませんか」
炬燵に向かい合って座ていですよ」
「いいじゃないですか、もう俺はあんたを離したくないんです」
「少しお待ちになって」慶子は窓のカーテンを閉めに席を立った。
外は午前中の晴天から一変して黒い雲が垂れこめていた。
「三村さん雨が降ってきそうですね」
「そうですか、いいじゃないですかお互い濡れましょう」
平素の三村とは思えない言葉が返ってきた。
三村もやはり普通の男なのだと慶子は思った。
それでも三村の座る隣に身を置いた。
三村は慶子を抱き寄せ酒臭い唇を重ねてきた。
・・・・・
セータの裾から三村の手が伸びてくる
「ええオッパイですがな・・・」
柔らかな乳房を弄りながら言った。
慶子は無言で三村の行為に従った。
座布団に慶子を倒すとセーターをたくし上げブラジャーを外すと乳首を貪る、白い乳房は三村の思うがままに愛撫を受けた。
・・・・清、見ろお前の女房は俺のものになった、どうだこの白い乳房・・・乳首も俺の舌の餌食なってるぜ・・・
雨の激しくたたく音がきこえる
ドドドド・・・地鳴りのような春雷が鳴り響いた。
三村の手がスカートのファスナーにかかると一気に脱がしにかかった。
炬燵の赤外線で赤く染まった白い腿が拒むようにねじれたが三村の手がそれを阻んだ。
「ああ三村さん・・・」
慶子の声も激しい雨の音にかき消されていた。
※元投稿はこちら >>