熟母と絶倫男 5
「慶子さん今日は引き留めてしまった挙句だらしない失態をしてしまって悪かった、、すみません」
三村は車中は無言だったが慶子を車から降ろす間際にそう言った。
「いいえ、私こそ期待に沿えなくてすみません、婿の仕事の件よろしくお願いします」
謙虚な三村の態度に慶子はそう言って車から降りた。
空からはみぞれ交じりの雨が降り出していた。
「ただいま・・・」遅くなってごめんなさい」
「お帰りなさい、遅かったんですね」
慶子が正孝の前を通り過ぎた時微かなソープの臭いを残して部屋に入って行くのを見逃さなかった。
着替えを終えて出てくると
「夕食済ませた・・・」と尋ねた。
「はい、ラーメンを作って食べました、俺の仕事の件で迷惑かけてすみません」
「そう、悪かったわね・・・仕事の件だけど今日紹介頂いたは、建設会社なんだけどどう?」
「どこでも働きます、遊んでいられませんから、帰るまでには一度その会社へ行ってみます」
正孝は持ってきた就職話に喜んでいるようだった。
一週間の四日目である。
三村から案内された丁建設はこの町でも有数な会社で数十人を抱えていた、主に役所関係の仕事が多く安定した業績を残していた。
「田中正孝君と言ったな、義母さんから頼まれて紹介したんだがどうかね」
「会社も大きいようですしどんな仕事でもやります、よろしくお願いします」
「そうか・・私もうれしいそんなに言ってもらって」
三村は会社の案内をしながら時計に目をやった。
「もう昼だ、飯でも行こう私がおごるよ」
気前よく正孝を車に乗せると寿司へと誘った。
「君は飲めよ、私が送るから」
正孝もその好意に甘え寿司店に入ると三村は生ビールを注文した。
「いけるんだろう、どんどんやってくれ」
正孝は一杯飲み干すと根っからの酒好きだある、三村が進めるままに呑んだ。
「なあ、田中君こんな事言い出しにくいんだが義母さん再婚の意志があるかこっそり聞いてもらえないか」
「義母さんがですか・・・どうでしょうか」
「実は私、旦那さんと同級生で昔から慶子さんを知ってるんだよ、綺麗な方だしまだ歳だってまだこれからだ」
三村は覗き込むように正孝に顔をちか近づけた。
「お相手はあなたですか・・・」
「まあそうだ・・・私が慶子さんの面倒を見たいと思うのだが」
正孝は思いもよらない突然の話に困惑と同時に嫉妬めいた複雑な感情をもった。
もし三村が義母と結婚となれば同居もままならない、義母もあの男に抱かれるのか・・・・
「一度聞いてみます・・・」
つたない返事を返すのだった。
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