変態家族の会話も耳に入らないほど、二人は二人の世界に入っていた。繋がったまま腕を首に回し、見つめ合いながら舌を絡め合っていた。
▽動いて…いいよ、トウマ△
▼あぁ…▲
ナナちゃんの声で娘とトモコが少し振り向き、二人の行為を気にしていた。
静かなリビングにヌチッヌチッという音だけが響いていた。
▽トウマ…トウマ…△
▼…ん?痛い?▲
▽ウウン…キモチイイ…△
▼もっと動いても?▲
▽…もぅ少しなら…△
ゆっくりで長いストロークから少し早めの短いストロークに変わった途端に、ナナちゃんの喘ぎ声も変化しだした。
▽ハッ…ハッ…ハッ……クゥッ…アッアッアッ…ト…ウマ…イッイッイッ……△
▼痛いか!?▲
ナナちゃんは喘ぎ声はそのままで小さく首を振った。
同じリズム同じ強さで腰を振るトウマくん。
「トウマなかなかすごくね?」
【そだなー。】
『ワタシがコーチしたからね~フフフ』
〈ナナ気持ちよさそ~〉
【後でトウマくんとするか?】
〈うん、してみる~〉
『コウもナナちゃんとしたいんでしょ~??』
「うん」
【お前ら後で二人で寝室行くか?二人っきりでしてみたいだろ?】
「!?…いいの!?」
『精液だけママにちょーだい』
「ハハ、了解!」
▼ナナ…いい?▲
▽…ウン…△
向かいのソファの二人はそろそろかという時、トモコがひとつ深呼吸して目を閉じた。
数秒して目を開け息子を見つめた後、身体を振るわせながら天井を見上げてオーガズムを迎えていた。
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