〈外っていいね~〉
「また来たいかも~」
帰りがけに惣菜を買い込み、不健康な夕飯を済ますと、息子にトウマくんとナナちゃんが来週も家に来ていいかと連絡があったらしい。
『気持ちイイこと知っちゃったらしょ~がないよね~!』
【そだな。この家でしかダメって決めた以上はなぁ】
「じゃオッケーって連絡しとくよ!何時?」
『午後からならいいよ~』
息子はさっそくトウマくんに連絡をしていた。その横で娘は浮かない顔。
【パパがナナちゃんとするのがそんなに心配か?】
〈…ウン…。だって……〉
【たぶんナナちゃんはコウしか見てないと思うぞ??】
〈…でも、ナナとする?〉
【ナナちゃん次第だけど、それでナナちゃんになびく事はないから心配するな】
〈…ホントに??〉
『フフフ、そろそろパパを信用してあげたら~??』
〈ウ~ン…そだよねぇ…〉
まだ納得していない様だったが、ひとまずまた次の週末に二人を迎える事になった。
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