翌 日曜日
子供たちに急かされて起きると、すでにリビングにはキャリーバッグが準備されていた。
【今日そんなもん使うか?】
「わかんないけどさー」
〈パパ!ナナよりマホのが先だからね!〉
【わかったわかった、とりあえずパパにコーヒー淹れてくれるか?】
〈はぁい!待ってて~!〉
娘の淹れてくれたコーヒーを飲みながらぼーっとしていると、トモコが対面に座った。
『ねぇパパ。ワタシも弥生さんみたいにしていい…?』
【タトゥーか?】
『それとか乳首にピアスとか…』
【うん、ダメ。どっちもダメ】
『ダメ…??』
【トモコもマホもな、タトゥーもピアスもダメ。】
『…ダメ??』
〈マホも??〉
【せっかく綺麗な身体なのに。綺麗な身体に何かするのはダメ。そんなもんなくても二人ともパパのもんだから心配すんな】
〈うん、マホ綺麗な身体キープするのがんばる!〉
『そっか!ワタシも維持するのがんばんなきゃ…』
「オレはー?」
【…好きにしろ。ナナちゃんに嫌われない程度になー】
『フフフッ!』〈イヒヒッ!〉
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