その夜。
智樹は自室のベッドの上で悶々と過ごしていた。
眠ろうと目をつむれば昼間見た母の売春行為が瞼の裏に鮮明に映し出される。
気が付けば智樹は股間を握っていた。
股を開き何人もの男を受け入れていた母の痴態を思い出し、握りしめたモノを硬く大きく膨らませていた。
智樹は例のアカウントをもう一度開いていた。見れば見るほどその女は玲子にしか見えない。自分の母親が自らの体を晒している。嫌悪と興奮が混じり合った複雑な気持ち。彼はそのアカウント宛に直接メッセージを送信していた。
“こんばんは、SNS見ました”
すぐに返事が返ってきた。
“はじめまして。見てくださってありがとうございます”
奥の寝室には玲子がいるはず。もちろん玲子は見知らぬ相手からのメッセージだと思っているだろう。お互いの部屋のドアを隔てて顔の見えないやりとりが始まった。
“どれもエッチな写真ですね。それにとっても綺麗です”
“ありがとうございます。嬉しいです”
“今って、どんな格好ですか?”
“パジャマですよ”
智樹は息を呑みながら文字を打つ。
“見たいです。今撮りできますか?”
寝室から微かにカメラのシャッター音が聞こえた気がした。それから少し間があってから写真が送られてきた。
“今の格好です...特別ですよ”
白いワンピースのパジャマ。
風呂上がりに玲子が着ていたそれそのものだった。写真ではやや着崩した感じでなんとも艶っぽく写っている。
“エッチな感じですね”
“気に入って頂けましたか?”
“はい、とっても”
“お名前とお年を教えてくださいます?”
そのメッセージに智樹は一瞬躊躇った。が、すぐにメッセージを打ち込み返信する。
“智也です。中2です”
“中学生だったのね。でも奇遇ね、うちの息子も中学2年生で智樹っていうの。一文字違いね”
玲子はなんの疑いも持っていないようだ。
続く
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