新しいお父さんの家に、僕たちは引っ越しをした。二階建ての一軒家兼会社だった。二階には、部屋が並ぶように3つ。真ん中の部屋を僕が使った。トイレと風呂は一階。トイレだけは会社の従業員の方たちも使っていた。そこに、母が可愛いらしい汚物入れを買ってきて置いた。誰でも開けようと思えば開けられた。僕がたまに開けると、母や姉が使った血のついた使用済みナプキンが入っていることがあった。まあでも誰も見ないか?
結婚祝いを従業員の方たちがフグ屋でしてくれた。みんなが、社長がうらやましい。とか、どこで知り合ったんですか?なんて言っていた。小学6年のお姉ちゃんにフグの白子がどこか教えて喜んでる奴らもいた。それを見て、コイツらは、絶対にトイレの汚物入れを開けて見るだろうなあ、と僕は思った。
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