3時になるかならないかに着いた。日曜日だったから、お父さんが一階の茶の間でテレビを見ていた。お姉ちゃんも側にいた。ちょっと雰囲気が嫌な感じがした。お姉ちゃんが、支配していた。まるで、お父さんの妻のように感じた。お母さんはそのまま二階へ上がっていた。
お父さんが僕に言った。楽しかったか?箱根。
お姉ちゃんが、ニヤケながらこちらを見ている。
僕は、自分が邪魔者のような気がした。まるで教室でいじめられてるみたいな小学生だ。お母さんは先生。その先生は体調を崩して、お休み。だから、僕は小さくなってるしかない。そんな感じだった。また、時にはこれが政治家の権力抗争のグループのようにも変化する。僕とお母さんの派閥は、勢いを失っている。お父さんが財力を握っている。お姉ちゃんは若手のホープ。身体がどんどん成長してきている。あの身体で迫られたらすぐに僕だって二人のグループに入ってしまうだろう。お母さんは、賞味期限が近づいてきている。お母さんに魅了を感じているのは、マザコンの僕だけかも。
お父さんはお姉ちゃんのことが好きなのが明白で、お姉ちゃんと一緒にいたいから、僕たちのことを面倒見ているのではないかと思えてくる。
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