その後も母はウンチを垂れ流した。僕らは高速を降りて、一般道を走り、登戸にある鬼塚さんの家に直行した。交差点を右折すると、車の中から臭う悪臭に行き交う人が立ち止まって僕らを見た。
車は街外れの鬼塚さん家に着いた。母は、恥じらいと、苦痛でシートにうずくまり、目に涙を溜めて、泣くのを堪えていた。足元には、耐えがたい糞の水たまりができていた。下痢便の染み付いた下着を履いて、母が車から降りて、鬼塚さんが開けたの玄関に入った。鬼塚さんにうながされるように母は風呂場に入て扉を閉めた。
喜ぶ鬼塚さんが僕に抱きついてきた。
うまくいったな。と鬼塚さんが言った。お母さんのウンコの匂いすげ~臭かったな、たまらないなあ。
それよりも車どうするんですか?
そうだよ。と鬼塚さんは言った。お母さんに、弁償してもらわないとよ、困っちゃうよな、まあ、身体でだけどな。いいんだろう?約束だもんな。
僕は立ちすくんだ。まさか本当に、やる気だなんて。
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