八時になって母が帰ってきた。僕は聞いた。明日どこかに出掛けるの?お母さん?出かけるよ。どこに?お友達に会をうって言われてるの。どこで?どこだっていいでしょう。と母が言った。僕が取り込んでおいた洗濯物をたたみながら、サトルも早く独立して、ここから出て行かなくっちゃ。タトゥーなんて入れてる場合じゃないのよ。本当なら高校卒業の資格をとって就職して、と始まったので、僕は自分の部屋に入った。で、ご飯を食べたり、風呂に入ったりするうちに、頭の中から明日母がレイプされることがだんだんと頭から消えて行ってしまった。朝になってもそんな状態で、母が支度しているのを黙って見ていた。
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