新宿の街を歩いていたら、TATTOOの文字。怒りに任せ、僕は腕にクロスのタトゥーを入れた。アパートに帰ってくと明かりがついている。母が帰っていた。母のせいとは言え、ドキドキした。鍵をさしてドアを開けると、おかえりなさい。と母が言った。ご飯は?食べる。ナポリタンでもいい?うん。じゃあ今作るから。僕が椅子に座って天を仰いでいたら、どうした?調子悪い?僕は何も言わなかった。もしもこれまでのことをどこかに書いたりしたら、読んだ人達は信じるだろうか?ふとそんな風に思った。サトルどうしたのよ。と母が言った。僕は心の中で呟いた。ちょっと疲れただけ、あんたのせいで。僕の携帯が鳴った。
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