『ママぁ~?聞いてよぉ~!親戚のこの子、私のマンちゃんに触るんよぉ~!』と典子さんがママに告げ口をします。
もちろん、場を和ませるためです。しかし、先輩の『大丈夫、大丈夫~!ママのマンちゃんも、もうヌルヌル~!』の言葉で、更に笑いに包まれます。
先輩が立ち上がり、このスナックともお別れです。勘定を済ませ、外に出る僕達を、ホステスさん逹が見送りに出て来ます。
酔った先輩が『ママのおやすみのチュウしよう、チュ~!』とせがみますか、うまく逃げられてしまい、ママさんの唇は固かったようです。
僕は地元なので歩いて帰ることにし、ここで先輩逹とはお別れにします。それを聞いていた典子さんが、『あんた、ちょっと待ってて。』と言って来ました。
先輩逹が見えなくなったのを確認すると、『面白い先輩さんたちやねぇ~?』と僕に声を掛け、ママともう一人のホステスさんはお店に戻ります。
残されたのは、僕と典子さん。さっきのスカートの中に手を入れた話かと思っていました。しかし、『ちょっといい?』と、その話は始まります。
やはり、うちの母とのことでした。典子さんもずっと気にされているようで、僕が今日現れたのは、彼女としてもラッキーなことだったのです。
『由香は言っても来ないと思うから、あんたに言うわ。』、あまりの真面目な感じに、僕の酔いも飛んでしまいます。
しかし、『ヒデねぇ~、近いうちに、うちに来てよ!』と約束を求めて来たのです。ここで話をするには時間が掛かるようで、奥深さを感じます。
『わかった、行くわ~。』と返事をしますが、『いつ来れる~?いつにする~?』と、更に正確な返事を求められます。
典子さんにしても、このチャンスは逃したくないようです。あまりの訴えに、『明日でええよ。』と答えました。
しかし、『明日、わたし仕事だから~…』と言って考え、『ああ、明日またここに来てよ~。』と答えを出します。
お酒の弱い僕です。スナックなど、年に数回しかありません。その僕が、まさか2連チャンをすることになろうとは…。
あくる日。
真面目に仕事をしている社員ですが、休憩時間になるとやはり昨日の話で盛り上がります。『俺、三次会まで行った。』などと武勇伝です。
一緒に行った先輩も、『あのママさん、タイプやわぁ~。』と股間を触らせてくれて、どこか上機嫌のようです。
もちろん、僕の話題にもなり、『お前、あのおばはんのオマンコ触ってたんかぁ~?』と言われ、普段にはない僕に驚いています。
驚くのは僕も同じです。あんな席だから、出来たことなのです。
その夜でした。
商店街の駐車場に車を停め、歩いて『snack スワン』を目指します。すぐに着いたのですが、入りなれてなく、扉を開くにも勇気がいります。
中からはカラオケの音も響いていて、昨日とは違い他のお客さんもいるようです。
『カランカラン~!』と音を立てて、扉が開きました。中ではサラリーマン風の男性が、マイク片手に歌をうたっています。
寄ってきたのは、30代のホステスさん。僕の顔を覗き込み、『昨日の~?』と聞いてきます。
『はい。』と答えると、『ママ~!昨日のお客さん~!また来てくれたよぉ~!』と店内に叫び、迎え入れられるのでした。
店内には、三人のサラリーマンがお客でいました。みんなで楽しんでいたようです。そんな中、典子さんがママさんに耳打ちをし始めます。
カラオケの流れるなか、ママさんは『ウンウン。』とうなづき、僕に寄ってきたのは典子さんです。『そっち。』と言われ、昨日と同じ席に招かれます。
グラスが用意され、『ありがとねぇ~。』と言って、目の前で水割りが作られます。今日は一人で、そして馴れてないこの場、居心地は悪いです。
なにより、今から、ずっ~と謎となっている、母とのいきさつを聞かされるのですから、そっちの方が気になって仕方がありません。
水割りが完成し、『飲もっ!』とグラスを合わされました。すぐに始まるかと思っていた話もなかなか始まらず、典子さんもカラオケに手拍子までしています。
『ほら~。飲も飲も~。』と急かされ、僕はすぐに2杯目~3杯目となるのです。顔はほてり、耳はつまり、もう酔っているのが分かります。
この状態で、真面目に典子さんの話が聞けるでしょうか。
『酔った?お水、飲む?』、気づいた彼女はすぐにグラスに氷水を入れ、僕に飲ませます。まさか、こんなにお酒が弱いとは、彼女は思ってなかったようです。
ほとんど介抱されたような感じです。昨日と同じで、典子さんに膝枕をされ、30代のホステスさんからは薬を貰いました。
カラオケの音が脳に響き、お酒と絡んで睡魔まで強烈に襲ってきます。その時、また典子さんの手が僕の目に被さり、視界を奪いました。
手は額にも当てられていて、冷たい手が心地よいのです。
なんとも言えない手でした。母親や彼女のような、優しい手、大切な人の手に感じます。
僕はソファーについていた手をあげ、目を押さえてくれている典子さんの腕を掴みます。その人の体温を感じたかったのかも知れません。
彼女の腕を掴んだ手。典子さんは、更にその僕の腕を掴みます。彼女の温もりを感じて安心したのか、僕は彼女の腕を離し、その手に絡めて行くのです。
典子さんの指と指の間には、僕の指が絡みました。何かを探すように指は動きつづけ、指と指が擦れ合います。
僕は、目を押さえていた彼女の手を取りました。視界が開け、そこには僕の顔を覗き込んでいる典子さんがいます。
ぼんやりとする視界の中、僕は手を伸ばし、彼女の顔を目指します。典子さんはそれに気がつき、顔を正面に向けます。
それでも僕の手は上り続け、辿り着いたのは彼女の首でした。手で首回りを触り、彼女を感じようとしてしまうのです。
僕の手は、首から鎖骨の辺りに移ります。そのまま首筋から、彼女の服の中へ手を入れようとしているのです。
もちろん、その手は彼女の両手に掴まれました。口は僕に向けられ、『コラ~。』と言っています。しかし、その手を典子さんは自分の口元に運びました。
手は、彼女の唇に数回押し当てられ、キスを受けています。更に、彼女は両手で僕の指を4本折り曲げ、残ったのは人差し指だけとなります。
一瞬辺りをを見渡すと、典子さんはその人差し指を口の中へと運ぶのです。ほんの一瞬の出来事でした。
彼女は大事そうに両手で僕の拳を握り、口の中では含んだ人差し指を舌で数回舐めてくれるのです。それは僕でも分かります。典子さんのフェラチオでした。
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