『っあれ!?コウまだナナちゃんに入れたままなの!?』
【おぉ…。コウ、ゴムしてても入れっぱなしじゃ精液漏れるから抜いとけ】
「…なんか抜きたくない。ナナの中、気持ちよすぎて…」
『ん~…ナナちゃんツラいだろーから、一度抜いとこ。コウ?』
「…ん、わかった」
身体を起こし、ゴムを押さえながらゆっくり引き抜くと、ナナちゃんもブルッと身体を震わせて息子腕を掴んだ。
▽…コウ…△
一言だけ呟くと、二人とも見つめ合ったまま固まってしまった。
『ありゃ…もしかして…』
【なんだ??】
『パートナー見つけちゃったかも…』
【パートナー?】
『パパとワタシみたいな…って言えばわかる?』
【お…マジか!?この歳で!?】
経験二人目にして早くもナナちゃんは、身体の相性の合う相手、息子を見つけてしまったらしい。
トモコが会った当時言っていた、身体が心を支配する、と言う言葉を思い出した。
『身体の方が心より正直だから…多分…離れられないかも…。』
〈…それって??コウとナナ、パパとママみたいな感じなの?〉
『そーかも』
〈ナナ~?トウマは?〉
娘の問いかけは、ナナちゃんも息子も耳に入っていないようだった。
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