『ハハハ…。で、相談ってこの前の件?』
さらっと話を戻し、義妹の相談をうける。
あれから旦那と話し検査してもらった結果、やはり原因は旦那側だったらしい。
・可能性はゼロではないがかなり低い
・不妊治療で時間と金をかけても無駄に終わる事もある
旦那は可能性ゼロじゃないって所だけで楽観的に考えているらしいが、それでも早く子供が欲しい義妹はもう誰の子でもいい、産んで旦那の子供として一生騙してでも育てていくと覚悟して、元カレや同級生に声をかけたらしい。
けれどそんなリスキーな話に乗る人もいない。
そこで頭に浮かんだのが私だったらしい。
[おにいちゃん、トモちゃんごめんなさい…。でも私本当に赤ちゃんが欲しくて…。
トモちゃん!おにいちゃんに協力して欲しい…赤ちゃんが欲しい…。]
私もトモコもビックリだったが
『ヒロちゃん。赤ちゃん欲しいのはよくわかる。知らない人より近くの人のが安心だってのもわかる。』
[うん…。]
義妹は説教されるもんだと思ってたみたいだが、トモコの話の続きは意外だった。
『でもパパね…手術して子供出来ない身体になってるの』
【ブッ!】
茶吹いた…。
『悩んでるヒロちゃんの力になりたいけど、パパじゃ無理なんだ』
【…えーと、トモコ?それはオレの意思は?】
『うん。パパはワタシのお願いなら聞いてくれるでしょ?ワタシはヒロちゃんに赤ちゃんを産ませてあげたい。ヒロちゃんはパパに協力して欲しい。ワタシはパパとヒロちゃんがするのは構わない。』
【…そーなのか?】
『うん、ヒロちゃんとなら大丈夫』
『でもパパは子供つくれないから…赤ちゃんの為の協力じゃなくて、ただのセックスになっちゃうから…。ゴメンねヒロちゃん』
[そか…。
トモちゃん、おにいちゃん、ごめんなさい…。]
『うん。とりあえずケーキ食べよケーキ!』
そう言うとトモコは立ち上がりキッチンに向かう。
その後ろ姿を見た義妹が目を見開きすぐさま私を見た。
なんだ?と思いトモコを見ると、プラグを留めているバンドの金具にワンピースの裾がひっかかりモロに見えていた。
【あー…えーと、まぁなんて言うか………。トモコー。ちょっと来い】
『はーい、お皿とフォーク…』
【…ケツ丸見えだ…】
『えっ!?えっ!?…えぇぇぇぇ!!違うのヒロちゃん!これはっ!チガウチガウ!』
【…違わないよ……。見たまんまだ……】
真っ赤な顔で下唇を噛んで俯くトモコ。
【あー…ヒロちゃんゴメンね、相談も力になれず、変な物まで見せて】
[いえ…大丈夫です。なんとなくわかってたんで……最中お邪魔しちゃったなって…]
『えっ!?知ってたの!?なんでっ!?』
[だって…リビング入った時の匂いが…凄かったし…シミも……オモチャも…]
『アアアア…チガウノチガウノ!匂いはそうだけど、シミはコウだったりマホだったりもちろんパパだったりワタシだったり』
【!? おいっ!】
[えっ!?]
『アワワワワワ……』
[トモちゃん、それって…]
『チガウチガウチガワナイケドチガウチガウ』
[コウとマホ…の…シミって]
トモコテンパりすぎで自爆。
[おにいちゃん……ほんとなの?]
【……いやぁ……
……ホント……】
義妹は長いため息をついて私に説明を求めた。
もう絶縁覚悟、最悪子供達と離れなければならないと思いながら、なるべく卑猥な表現は避けオブラートに包んで話をした。
一通り説明をすると、終始目を瞑り、ただ黙って聞いていた義妹はボソッっと
[ものすごく……]
否定的な言葉が続くと思いきや
[…うらやましい!]
【ハッ!?】『エッ!?』
叫ぶような声で義妹が発した言葉はすぐに意味がわからなかった。
[家族みんながみんなを大好きで、形はおかしくてもちゃんと伝え合えてて……倫理的にはダメでも、私はうらやましい!]
[ちくしょー!旦那に抱かれたいから帰る!]
そう言って慌ただしく帰って行った。
【どーなったのこれ?】
『わからない……』
義妹の今後のアクションが気になってそのあとは二人共続きをする気にはならなかった。
夕方トモコから義妹に探りメールを入れさせると、すぐに
“誰にも言うつもりないから安心して~!家族で仲良くね~!またお邪魔するね!”
とすぐに返事があった。
【またお邪魔って……】
『あの子変なこと言わないよね…?』
【コウか…】
『……うん』
リビングのドアが勢いよく開き子供達がそろって帰ってきた。
「ただいまーシャワー」
〈マホも~〉
リビングで全裸になって一緒にシャワーに行ったと思ったらすぐに出てきて
〈マホパ~パと!〉
「オレママと~!」
と誘って来るが
『今日パパとママ、コウ達がお出掛けした後からずーっとしてたから疲れちゃった。ほらっ』
ワンピースを捲ってプラグを見せる。
『だから今日はコウとマホとね!』
「マジか!わかったー」
〈はぁい。コウ~ゴム付けて~〉
二人の行為をトモコと眺めながら
『マホ可愛い反応するね~
』
【コウのリードがうまくなってるしなぁ】
なんて話していると二人が立ちバックで繋がったままヘコヘコと近づいてきた。
〈パパ~ギュッてして~〉
「ママ!オレも後ろからギュッてしてー」
【はいはい】『はいはい』
ソファに座る私の首に腕を回して娘がもたれ掛かり、娘のウエストを掴んで腰を振る息子の肩にあごを乗せ、後ろから抱き締めるトモコ
『マホの背中綺麗ね~、ねぇコウ』
「んっ!?あー、そだね!」
〈パパっ!マホイキソォ!イッテイイ!?イッテイイ!?〉
【コウはどうだ?】
「あーもーちょい」
【だって。まだ我慢だよ】
〈ヒグゥ…〉
【いまマホとしてるのはコウだからね、今日はコウと一緒にイカないと】
『パパぁマホかわいそうでしょー…ほらコウ、がんばって!』
「うん、あぁー…」
『マホ後ろから見てたらワタシも気持ちよくなってきちゃった!パパ、ワタシもイッテイイ!?』
自分の中に指を入れながらトモコが聞いてきた。
【ん?あぁ、いいぞ】
『はい!イキます!イキます!!アアア゙ゥゥゥッ!』
〈コウ!ダメ!我慢…ムリ!ムリィ…〉
「マホー…イケる?オレイクぞ?」
〈ウン、ウン、コウイク!イクイクイクイクゥゥゥゥイヤァァァアアア!!〉
3人一緒に身体を振るわせながら私ひとりにもたれ掛かる。
【う…おっ…重い…重いって……】
3人が倒れかかってくるのを必死で抱えなんとかソファへ。
【トモコ、なんでお前まで交ざってんだよ……】
『…ハァハァ…だって…マホの身体が綺麗ですごかったんだもん…』
【娘に欲情したのか?】
『……そうかも…しれない…』
【今日マホと二人で寝てみるか?】
『うん!
マホ、今日一緒に寝よ~!』
〈…………ウ…ン〉
「オレはパパと?」
【アホ…一人で寝ろ】
「だよねー」
その日はトモコとマホが寝室、私はマホの部屋、息子は自分の部屋、久しぶりに別々で寝る事になった。
翌朝、息子の声で起こされた。
「パパー、ママとマホがすげぇ…」
【ん?やってるんだろ?その為に一緒に寝かせたからなー】
「まぁそーだけどさー。」
二人で静かに寝室の前まで行き、そっとドアを少しだけ開けて中を覗いた。
甘ったるい花のような、女…というよりメスの匂いが充満した寝室で、トモコと娘は汗だくになっていた。
トモコはアナルプラグをバンドで固定しながら、娘は一番細いプラグを入れながら、私が作った双頭ディルドで繋がりながら抱き合っていた。
『ンッンッウウッウッ』〈フアッアッアッ〉
会話するでもなく、ただ喘ぐ二人を覗きながら息子とふたり見入ってしまった。
【すげぇな…】
「うん…」
【…メシ、食うか】
「…そだね」
静かにドアを閉め階段をおりた。
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