その後もナナちゃんは家に遊びに来ていたが、私と息子は外に出され３人で話をする事が増えた。
少し経った土曜日、朝からトモコと娘は家の片付けをし、息子はナナちゃんの兄トウマくんを近所に呼び出していた。
『パパ！今日決行日だよ～！』
四人の生活が崩れるかもしれない不安でいっぱいだった。
息子がトウマくんを家にあげ、リビングへ通すと、時間差でナナちゃんがやってきた。
▼あれ？ナナも？なんで？▲
『今日はね、ちょっとお話しがあって二人に来てもらったの』
▼話？▲
『うん。ストレートに聞くね。トウマくん、ナナちゃんの事どう思ってる？』
▼え？……。▲
『ナナちゃん、前にトウマくんにエッチな事したよね？』
▼ｴｯ!?…ｴｯ!?▲
『ナナちゃんがマホに色々相談してね、全部聞いたの。』
『あ、おばちゃん達怒ってるとかじゃないから安心して。ちょっとお話があるだけだから』
▼はぃ…▲
『それでね、先に言っちゃうけど、コウとマホもね、エッチしてるの』
▼………ﾊｯ??▲
『驚くよね？…コウはマホだけじゃなくて、おばちゃんともしてるの』
▼…!?!?▲
『で、マホはおじさんともしてるの』
▼…ぇ…ぇぇ……▲
『びっくりするよね？変な家族って思うよね？』
『でもね、うちはみんなでエッチな事しても、仲良しでいられるの。みんながみんなを大好きだから』
▼……ﾊｧ…▲
『で、トウマくん、正直言ってナナちゃんがしてきた事、どう思った？』
▼……えぇと……▲
『ゆっくりこたえてくれればいいよ、トウマくん』
▼はぃ。……正直びっくりして……。兄妹でしてはいけない事だと思って…▲
『うん、それで？』
▼…なんかナナと普通になれなくて…▲
『うん』
▼…ちょっと避けてきたっていうか…▲
『そだよね。ダメな事しちゃ気まずいもんね。…でもダメじゃないよって言われたら？』
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