翌朝は乾いてカピカピになった体液の掃除からはじまり、午前中になんとか終了し昼飯を済ませてまったりした午後を過ごしていた。
子供たちが自分の部屋へ行った時を狙い前回聞けなかった娘の男関係をトモコに聞いてみた。
【マホが好きな男って誰だ??この前ははぐらかされたから】
『へっ??はぐらかしてないよ??』
【パパって言ってたじゃないか】
『うん、だからパパだよ~』
【…は??】
『だから、マホはパパが大好きなの!』
【……マジか!?】
『コウみた~い!』
『マホけっこうモテるらしいのね、先輩とかにも。でも、私はパパが好きだからってみんな断ってるらしいよ~!』
【お……おぉ…そーなんだ】
『ファザコンなんてレベルじゃないから。ウチに友達呼ばないのも、パパ取られちゃうかもって心配で呼べないのよ~』
【…おぉ…トモコどうしよ…】
『マホ本気だからね?ワタシと同じように接しないと刺されちゃうかもよ~?』
【えぇぇ……】『フフフッ!』
『あ、コウもモテるのよ?知ってる?』
【知らん】
『コウもいろんな子に告白されてるみたいだけど、家族が大事って断ってるみたい』
【ウチの家族ヤバいな…アハハ…】
宿題を終えた娘がリビングに来ると、片手にロープを持っていた。
〈パパ~縛って~!〉
【ん?いま?なぜ?】
〈縛ってもらうとパパにギュッてされてるみたいで嬉しいから~〉
【あぁ、そうか、じゃ縛るか】
〈やった!〉
『え~じゃママも~!』
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