翌朝目が覚めぼ~っとしていると2階から私を呼ぶ声が微かに聞こえた。寝室へ行くと二人とも目が覚めてはいたが、ベッドに横になったまま。
『あ、パパ…ワタシ身体が痛くて動けない…どして?』
簡単に前日の事を伝えると顔を真っ赤にして毛布を被った。
〈マホはパパが運んでくれたの?〉
【そだよ】
〈…エヘヘ〉
娘も毛布を被ってしまった。
息子を起こし、簡単な朝食を済ませて二人してリビングでテレビを眺めていた。
昼前になってようやく二人がリビングに来た。
『おはよ……コウ、ゴメンね……ママのお漏らし…片付けてくれて…』
「あーへーきへーき、ってかママ変身するんだねー」
『…あぁぁ、それは言っちゃイヤ…』
〈マホも何となく覚えてるよ~!パパ大好きって叫んでたよね?〉
『ヒィィ……あんまり言わないでぇ~……』
トモコは顔を両手で覆いながらキッチンへ逃げていった。
〈あ!パパ!そぅいえばマホ、パパに噛みついちゃったよね?大丈夫だった??〉
【あーそういえば……あれ?】
〈ギャァァァ!パパ!血っ!〉
娘に噛まれた左肩は、結構な血が出ていたらしく、シャツを赤黒く染め肌にへばり付いていた。
【おぉ…パパの左肩は生理になったぞ】
「ブフッ!マジか!?」
〈パパゴメンナサイ……〉
【大丈夫、パパの右肩は10年前に生理になってるから】
シャツを脱ぎ娘に右肩を見せた。トモコが私の後ろにきて右肩を触りながら娘に話した。
10年前に前日と同じようにトランス状態になったトモコが噛みついて出来た傷だった。
【マホはママそっくりだな!こんなのすぐ治るから気にするな】
〈……うん〉
トモコと娘が二人で手当てしてくれた。
【さてと…トモコ。…お仕置きだな】
その言葉の瞬間、ビクッと硬直し眉間にシワを寄せ眉尻を下げ、私が一番好きなトモコの表情になった。
そこから1週間セックスもオナニーも禁止と伝えると、子供たちは訳がわからずポカンとしていたが、その先に何かあるのだと察し、素直に従った。
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