そのまま向かいの二人に目をやると、顎をあげ仰け反り、舌なめずりをするトモコが。
この状態のトモコはほぼトランス状態で、見ているもの聞いているものは脳に届いていない。こうなるとヤバい。底無しの欲求で、動きを止めようとしてもそれを許さない。
『モットモット!モットモットモットモット!』
息子の二の腕を掴み、焦点がズレた目をして取り憑かれたかのように呟き続ける。
【コウ!ママのヘソの下を掌で押せ!強くな!腰動かしたままで!】
「ハッ!?エッ!?こんな感じ!?」
【もっと強く!】
「こんな!?こんな感じ!?」
【OK!コウイケるか!?】
「うん!いつでも!」
【じゃそのまま押したままで出せ!出したらすぐ抜いて少し離れろ!】
「わかった!」
ほどなく息子が射精し離れると、トモコはブリッジ並に反り返って硬直、数秒後には陸に揚げられた魚のように跳ね回り、最後はぐったりと全く動かなくなった。
「ハァハァ…パパ、ママこれ…なに!?」
【ママの…最終形態だ】
「ハァ…すげぇ…ビビった…」
【コウ、たぶんママもーすぐお漏らしするから…股にバスタオル丸めて挟んどいてくれ】
「ハァハァ…マジか…わかった」
ヨタヨタしながら息子はバスタオルを取ってきてトモコの股に挟んだ。
〈……パパ…〉
かすれた声で娘が私を呼んだ。
【マホ、大丈夫か?】
〈…ウン…少し…なれてきた…〉
媚薬効果か。軽く震えながら私にしがみつく。
〈もぅちょっと、このままいてい?〉
【あぁ、いいよ、朝までこのままでいようか?】
〈…ヒヒヒッ…マホはいいけど、パパ大丈夫なの~?…〉
娘と繋がったまま汗ばんだ背中をさすっていた。
「パパー、ママおしっこ出たみたいー」
【あぁ、悪いが片付けといてくれ。ママになんか掛けてコウもシャワー浴びて寝ていいぞ】
「わかったー。パパは?」
【もー少しマホといるわ】
息子は言われた通りタオルを片付けソファと床を掃除しトモコにブランケットを掛けた。シャワーは面倒だからとそのまま2階へあがって行った。
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