禁断 LOVERS 3rdー堕ちていく2人ー 83
忘れもしないあの日…
ユカの出産は間近だった…
この日はユカの診察の日
いつもなら俺も一緒に病院へ
行くのだがあいにくこの日は仕事の為、
ユカは1人でタクシーで病院へ向かった…
あの事故は突然起きた。
ユカの乗っていたタクシーが
信号無視の車にぶつけられた。
それでもタクシーのドライバーと
ぶつけてきた運転手はなんとか
一命をとりとめたが信号無視の車は
ユカの座る位置に真っ直ぐに
突っ込んで来た為
ユカは逃げ切れるわけもなく
直撃…そのまま死に至ってしまった。
連絡を聞きつけた俺とコハルさんは
慌てて搬送された病院へと駆けつけた。
警察官による当時の状況を聞き
未だに信じられなかった。
なんで今日に限って俺は
一緒に病院へ行けなかったのだろう…
ものすごい後悔の念がこみ上げてきた
どこにもぶつける事の出来ない
この思い…
ただ…その中にも奇跡がひとつだけあった。
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