禁断 LOVERS 3rdー堕ちていく2人ー 52
渋るユカを1人置いて俺とコハルさんは
車でコハルさんの自宅に向かう。
「ねえ、ユウくん…最近ユカちゃん
なんかあった?例えば彼氏さんが
出来たとか…初めてのキスをしたとか…」
そんな事を言いながらもコハルさんは
俺の方をチラチラと見ていた。
俺は一瞬ドキッとしたが
「そ、そんなことないと思いますよ…
そ、そんなことあったら真っ先に俺は、
コハルさんに電話してますもん…
そ、それにユカだって俺なんかよりも
コハルさんに相談するだろうし…」
「そりゃそうだ、ユウくんだけだったら
きっとテンパるだけだもんね♪」
俺は内心ホッとした。
車を走らせてコハルさん住む街へ…
「あ、ユウくん、そこの道路
右に曲がって…そしてその先を左ね…」
「コハルさん?どこに行くの?」
「いいから、いいから…
言われた通りに走って」
それはいつもの帰り道ではなかった。
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