禁断 LOVERS 3rdー堕ちていく2人ー 29
サヤカもいつのまにか
俺の事をユウキさんと呼び始めてきた。
ま、悪い気はしないんだが…
「サヤカさんだいぶ飲んでる
みたいだけど大丈夫?」
「私は大丈夫でしゅよぉ~」
かなり酔ってるようだ
さっきも学校での事…
他の生徒の親御さんの事…
色々知ってはいけない事なんかも
一人で喋り出していたから
こりやだいぶ酔ってんなと
俺は一人で勝手に解釈していた。
ふと見た時、サヤカはテーブルに
つっぺしていた
酔っ払いのサラリーマンの
おっさんのように…
(こりゃ置いて帰るわけには行かないな~
そうだ確か家はこの近所だと
言ってたな~仕方ない…送っていくか…)
酔っ払っているサヤカを
連れて俺は店を出る
「サヤカさん、家はどっちですか?」
「え~う~ん…え~と…うふふ…」
「お~い!大丈夫??」
「あのね~あそこの
マンションでぇ~す♪」
そう言ってサヤカは自宅の
方角らしい方を指で差していた。
俺はサヤカを支えながら
サヤカの住むマンションへと
ヨロヨロと歩いていく….
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