息子とふたたび 3
母と息子の愛欲の日々に終わりが近づいている。
孫が生まれた。娘だった。
一度、赤ん坊の顔を見に母と息子は嫁の実家に行ったが、息子は仕事もあり、また母子の生活に戻った。
嫁が孫を連れて帰ってくると、入れ替わりに嫁の母親が出てくるので、母は帰らざるを得ない。
再び当分、母と息子は抱き合うことはできない。
「母さん、会社休み取ったから、二人で温泉に行こう」
「まあ、懐かしいわねぇ、うれしいわ」
息子は、鄙びた温泉宿を予約してくれていた。
電車の中では隣合って座り、お互いに駅弁を分け合って、新婚気取りでいちゃついた。
最後になるかもしれない二人だけの時間を惜しむように楽しんだ。
切符の確認に来た車掌が、怪訝そうな、うらやましそうな表情をするのを見て母子で笑った。
「私たち、どんな風に見えるのかしら」
「もちろん、親子だよ」
「でも、こんなにベタベタしておかしくない?」
「仲のいい親子もいるだろう、もっと見せつけてやろうか、キスしよう母さん」
「だめよ~」
「母さん、僕もう我慢できないよ」
息子は、母のスカートの中に手を入れ太ももをなであげ、下着に触れてきた。
次の駅に停車して、父親と娘の親子連れが社内に入ってきた。
母は、慌ててコートで膝を覆って隠した。
息子は母の太ももから手を引っ込めた。
父と娘は、母と息子の向かいの席に座った。
父親は母と同年代ぐらいで、娘は小学校高学年のようだ。
最初に軽く挨拶した後は、特に父娘と会話をかわすことはなかった。
娘は、初めのうち窓の外を眺めていたが、父親に耳打ちし、眠くなったのか、父親の膝を枕に横になった。
シートに足を上げ膝を抱えると、短めのスカートから下着が見えていた。
母は見ないように目をそらしたがどうしても視界に入る。
父親はそれを隠そうと、自分の手を娘の下着の上に置いた。
娘は両手を顔に持っていくと、父親の膝の上でもぞもぞと動いている。
父親も眠そうに目を閉じた。
母は、窓の外を眺めながら隣の息子の顔をぼんやりと見ていた。
息子が肘で母親をつつくので向かいの父娘に視線をむけると驚いた。
娘の髪に隠れてよく見えないが、父親のズボンのチャックが下ろされ、勃起が露になっている。
娘は父親の勃起に舌を這わせているようだ。
父親の手は、娘の幼い尻から谷間をなぞっている。
「お父さん、気持ちいい」
娘の声は小さかったがはっきりと聞き取れた。
こんな公衆の面前で、しかも幼い娘と父親がいやらしい行為をしているなんて。
父親は目を閉じているが、母と息子が凝視しているのを見ている。
娘も振り向いて母と息子の様子をうかがった。
父親も娘も見られることに興奮しているのかもしれない。
車掌が切符の確認に入ってきた。
「これをお使いください」
母は自分のコートを娘にかけてやり、娘と父親の勃起を隠した。
「や、これはどうも」
父親は会釈し、母に笑いかけた。
母は、父娘が誰はばかることなく快楽を追い求めている姿を一面うらやましくも思った。
息子も同じ思いらしく、母と握った手が汗ばんでいた。
母は下半身が疼いてしかたがなかった。
列車から降りる時、父娘も同じ駅で降りたようだ。
駅から出ると個人タクシーが待っていた。
荷物をトランクに入れてもらい、乗り込むと旅館を告げた。
「いいですねぇ、親子で温泉ですか」
「ええ、久しぶりの親孝行です」
「あの温泉は、・・・・」
運転手が温泉宿の案内を始めたが、母子はそれどころではなかった。
列車の中で見た父娘に興奮は最高潮に達していた。
「おや、お客さん、暖房きついですか?顔が赤いですよ」
「はぁっ、え、ええ、大丈夫ですぅ」
「母さん、大丈夫?熱ないかな、おでこ当ててみて」
息子はそう言って、自分のおでこをくっつけた。
そのまま母の頬に舌を添わせ、耳たぶを舐め、首筋からうなじにかけて舌を這わせた。
「はぅっ、あん、だめよ」
母は小声で訴えたが、運転手には聞こえていた。
運転手は、せわしなくバックミラーに目をやって、こっちを見ている。
息子は、母のスカートに手を入れ、下着を脱がせにかかった。
母は腰を上げて手伝った。
息子は、母の下着を両足から抜き取ると、運転手にも見えるように広げてみせ、臭いを嗅いだ。
「母さん、いっぱい濡れてるよ」
「いやん」
息子が指で母の女陰から愛液をかき出し蕾をこねるので、母は声を我慢できなくなり息子の口を求めた。
舌を絡ませながら、母は息子のズボンに手を入れ勃起を擦った。
時折、運転手の視線と目が合うのも刺激を増した。
もう少しで上り詰めようとしたところで旅館についてしまった。
「お帰りの際もどうぞ」
タクシーを降りる際、運転手は困ったような笑顔で言った。
旅館で部屋に通され、仲居さんが出ていくと同時に母子は抱き合い、舌を絡めた。
「もうっ、ユウちゃんせっかち、いつでもできるんだから、お風呂に行こうよ」
混浴の露天温泉があると聞き、食事の前に行くことにした。
別々の脱衣所で裸になり浴室に入ると、湯煙の中に先客があるのが見えた。
中年の女二人連れのようだ。
「母さん、お待たせ」
後から入ってきた息子と腕を組んだ。
女二人はこちらを見てひそひそと話している。
湯船の縁で母は、息子の背中を流し、さらに勃起を洗った。
息子も母の背中に湯をかけながら乳房を揉み、女陰を洗った。
女二人は顔を見合わせて立ち上がった。
すれ違いざまに、女二人は、「やぁねぇ」とつぶやき、クスクス笑って出ていった。
母は、息子の広い肩と引き締まった臀部をなでながら振り向き囁いた。
「この逞しい息子に私は抱かれているのよ」
湯船につかっていると、薄暗くなってきた。
母は、息子の厚い胸板に背中を預け、息子の勃起を尻の割れ目に感じていた。
息子は、母の乳房を後ろから揉み、乳首を指先で転がした。
脱衣所から二人連れが入ってくる。
近づく人影を湯気を透かしてよく見ると、列車の中の父娘だった。
父娘ともタオルで股間を隠してはいない。
父親の股間は勃起しておらず、娘の股間は無毛で立て筋がくっきり見えていた。
お互いに黙って会釈した。
父は湯船に入ったが、娘は洗い場で小便を始めた。
「これこれ、行儀悪いぞ」
父親はたしなめて、洗い場の小便を桶のお湯で流した。
「お父さん、はい」
娘はお湯も浴びずに浴槽の縁にしゃがんだ。
父親は娘の小便で濡れた割れ目を舐めた。
「あん」
娘はかわいい声を出した。
母と息子が目をみはっていると、父親は照れたような笑いを浮かべた。
「甘えん坊で困ってます」
息子の手がお湯の中で母の女陰に伸びてきた。
「ふう、熱くなっちゃった」
母は、逃げるように大きな岩の上に横になり体を休めた。
すると、息子は母の身体にかけていたタオルを取った。
母は、自らの豊満な裸に向けられた父娘の視線を感じた。
息子は、母の乳房に手でお湯をかけ軽く揉み、続いてお腹から太ももをなでた。
「お父さん」
娘は父親の膝の上に移動した。
父親は、娘の平らな胸をなぞり小さな乳首をつまんだ。
娘は父の膝の上で腰をもぞもぞ動かしている。
父親の勃起と幼い女陰をこすり合わせているようだ。
湯面に規則的な波が立っている。
もう、挿入しているのかもしれない。
「お父さん、大好き」
娘は顔を赤くして振り向き、父親と舌を絡めた。
息子は、母の片足を立て膝にして、陰毛とその奥の亀裂に舌を添わせた。
母は、父娘の行為を見ながらも、息子の舐め上げる快感に酔った。
父娘もまた、母息子の行為を見ながら、快楽を追い求めていた。
互いの行為を見せ合うことが、これ程興奮するとは考えたこともなかった。
親子で愛し合うことは特別ではないんだとほっとすると同時に、偶然の出会いが嬉しかった。
部屋に戻ると、夕食の準備が揃っていた。
母と息子は下着もつけず、浴衣だけを羽織って乾杯した。
「あの親子、すごかったわね」
「びっくりした。あんな小さな子でも、感じるんだ」
「ユウちゃんも小さな子が好きなの?」
「僕は、ロリコンじゃないよ」
「そんなこと言って、あなたの娘があの年頃になったらどうなるか?」
「母さんしか目にないってば」
「あと十年もすれば、私はおばあちゃん、十代の娘にはかなわないわ」
「なに、孫に嫉妬しているんだよ。今夜は母さんを寝かせないぞ」
おいしい食事を口に運びながらも、お互いに目を合わせては笑みがこぼれた。
食事が終わって片付けに来た仲居さんに、お酒を頼んだ。
しばらく、飲みながら話をしていたら、部屋の外が騒がしくなった。
廊下に出てみると、隣の部屋から男性が警察に連れていかれるところだった。
見ると例の父親だった。
部屋の前で、娘が婦警に抱きかかえられもがいている。
「お父さん、お父さんを連れていかないで!」
父親も娘も裸の上に浴衣を掛けただけのようだ。
仲居さんたちの立ち話を聞くと、食事を下げに入った仲居が、部屋の中で父親と娘が性交していたという。
男に子供が犯されていると勘違いした仲居が慌ててフロントに駆け込んで、警察に電話したようだ。
「いくら親子だといっても、父親が娘を犯したことには変わりないから犯罪よねぇ」
「でも、あの子も喘ぎ声をあげて、よがっていたって言うじゃない」
「まあ、末恐ろしい」
「親子でなんて、考えただけでも気持ち悪~い」
「まったく!」
母はその立ち話を聞いて、腹立たしくなった。
親子だっていいじゃない。愛し合っていたんだもの。
部屋に戻って、母と息子は再び杯を交わした。
「あの娘、どうなるのかしら」
「お母さんいないようだから、施設にあずけられるんじゃない」
「かわいそうに、あの二人がまた結ばれるといいわね」
「きっと、結ばれるよ、僕と母さんみたいに」
母と息子は口づけし、酒を含んで口移しで飲んだ。
息子は母の浴衣をはだけ、乳首をふくんだ。
「温泉の塩加減がちょうどお酒のおつまみになるね」
母もまた酒のつまみに息子の勃起をふくんだ。
酔いが回るほどに母と息子はみだらな気分になっていった。
「もう、母さんを酔わせてどうするつもり?」
「ふふっ、犯すつもり」
「やだぁ、襲われちゃう」
「奥さん、おとなしく足を広げて、息子に大事なところを見てもらいな」
「ああん、恥ずかしい、仮にも親子よ」
「そんなこと言って、もう、こんなに濡れてるじゃないか」
「だってぇ」
「さあ、あなたの息子が出てきた穴の中を見せてごらん」
息子は母の女陰を広げて舌を差し込み、溢れる液をすすった。
「ああっ、ユウちゃんのも頂戴」
母は息子の勃起を喉の奥までくわえ込み舌を絡ませた。
母と息子は、あの父親と娘の分まで貪るように朝まで乱れた。
次の朝、フロントに昨日のタクシーの運転手が待っていて声をかけてきた。
「お待ちしていました。よろしければ、私にお送りさせてください。観光がてらいいところにもご案内しますよ」
昨日の母子の姿態を知っていて声をかけてきたのなら、無駄に気遣いしなくていいと考えお願いすることにした。
「夕べ、騒ぎがあったみたいですね」
「ええ、私たちの隣の部屋でした」
「もう、びっくりですよ。お客さんたちだけでなく、女の子供とその父親が関係を持つなんて」
「運転手さんも興味ありますの?」
「そりゃもう、男ですから」
お土産屋などにぎやかな界隈を通り過ぎてしばらく行くと、森の中の館の前にタクシーは停まった。
「さあ、着きました。お客さんには喜んでもらえると思いますよ。私は、ここで待ってますから、ごゆっくり」
そこは、温泉街によくある「○○秘宝館」で、母は初めてだった。
中に入ると、女性器や男性器の型取りした石膏とか見たことのある春画とかが陳列されており、正直失望した。
ところが、奥の展示物の前で足が釘付けになった。
それは、数十年前に発見されたという未開民族で、その一家のジオラマとその説明だった。
家族は全裸で、父と娘、母と息子、兄弟が性交していた。
説明によると、その民族では家族内での性交が常識であり、他人が家族に入り込むのを極端に嫌ったという。
それは、限られた貧しい財産を守り、よそ者に持ち出しされないためだという。
唯一、家族の女が外の男と性交するのは、家畜などの財産を増やすための交換条件であった。
近代に入って、西洋のキリスト教文化に侵された日本でも、それ以前は家族内での性交はタブーではなかったと説明にあった。
母と息子はこれを見て元気がわいてきた。
さらに、別のパネルの説明では、日本の東北の雪深い山村では、一家の若い男の性欲処理は母親が協力していたという。
それも、母と息子の性交に父親も理解を示していて同じ部屋の中で行われた。
もし母親が息子の子を宿したならば、その子は息子の弟・妹として育てられた。
母親が病弱になったり死去すると、娘が父親と性交することもあった。
「別に、私たち特別じゃないのね」
「うん、普通なんだよ」
母と息子は握り合った手に力を込めた。
「どうでした、面白かったでしょ」
運転手がドアを開けてくれた。
「ええ、いいところに案内していただき、ありがとうございました」
「それじゃ、気持ちも高ぶっていることでしょうから、ドライブでもしませんか。この車の窓はマジックミラーになってて、外からは見えません。ちょっとした、走るラブホテルですよ」
「えっ、この中で、いいんですか?」
「シートの上にこのバスタオルを敷いてもらえればいいですよ」
「でも、運転手さん、気が散って運転できなくなりません?」
「どうぞ、お二人で気持ちよくなってください。私もしたくなったら、適当なところに車を停めて自分でしますから」
「まあ、恥ずかしいわ」
「あっ、今日のお代は頂きませんから、私も目の保養させてもらいますんで」
母と息子は、タクシーの後部座席で全裸になるとお互いの身体をまさぐりあった。
揺れる車の中では愛撫だけで、挿入はままならない。
「運転手さん、どこか静かなところに停めていただけます?」
「はい、わかりました」
林の中の空き地に停車した。
母は、運転手のバックミラーの視線を感じながら、座っている息子に背を向け勃起の上に跨った。
目の前には湖と青い空が広がっていた。
母は、自然の中で大きく足を開き、息子との結合に日の光を浴びるのは開放的ですがすがしかった。
息子の勃起も昨夜したばかりだと思えないくらいに硬くなった。
息子は母の乳房と蕾をこねながら下から突き上げを激しくしていった。
母は、側にいる運転手も気にならなくなり嬌声を上げた。
息子が母の胎内に射精するのと同時に、運転手はダッシュボードに白い液を飛ばせていた。
明日は嫁が戻り、入れ替わりに母が帰るという、最後の夜は燃えた。
「ユウちゃんとまたできなくなっちゃうね」
「母さん、そのうち何とかするから」
「うん、期待しないで待ってるわ」
「大丈夫だって」
「でも、私もどんどん年を取っていくのよ」
母は、誰にも見送られずに一人で列車に乗った。
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