三人三様の思惑が複雑に絡み合って、いよいよ性器の勝負が始まろうとしている。
だがそんな重苦しい雰囲気を嫌ってか、あやが一つの提案を試みる。
あや「あああ、あのあの?・・」
言葉を詰まらせるあやにレイコが怖い顔で応える。
レイコ「なに? なんか文句でもあるの? あや?」
あや「いいいいえ~!!(汗)」
「とっ、とんでもない・・です!(更に汗)」
レイコ「じゃあなに?!!」
「忙しいんだから早く言って!!」
別にさして忙しい用がある訳でも無いレイコであった。
あや「あのう・・皆さんお疲れでしょ?」
「姉さんも英樹クンも汗びっしょり!!」
「だから・・だから少し休憩を取りません?
実は私の一押しなお茶があるんです~!(自慢)」
レイコ「休憩?・・・」
「・・う~ん・・まあ、それもいいわね・・」
あや「そ、そうですか?! 分かりました!!(安堵)
今直ぐ下に行ってお湯を貰って来ま~す!!」
あやは持参したお茶を淹れる為に、バスローブを羽織って事務所まで電気ポットとカップを借りに行く。
レイコ「ははっ(笑) なに?彼女ったら 用意が良いわね~!」
「ねえ? そう思わなっ?・・」
レイコが彼の方へ振り向きながら同意を得ようとすると、逆に彼から強く睨み返されて仕舞った。
レイコ(まっ、不味い、かな?・・この雰囲気?)(汗)
(この子ったら私に敵意を剥き出しにしてる???)
(このままの状態じゃ、私のあそこに射精するっていう
感じが全くない・・・)
(と云う事は・・・あやに負けちゃう?・・負けちゃうの?!!)
(・・うわぁ~どうしよう?・・こ、困ったな?・・)
レイコが困惑の表情を見せながら押し黙って仕舞うと、彼が密かに心の中でほくそ笑んでいた。
英樹(全くお母さんったら・・いつもいつも自分勝手で・・)
(偶には懲らしめてやらなきゃ分かんないんだから!!)
(よ~し!! 絶対にお母さんのおまんこには
精子を出さない様に気を付けなきゃ!!)
既にこの時点で、二人は本来の目的である子作りの事を忘れている。
レイコ(あれれ? 英樹の奴?)
(なになに? おちんちんが勃起を止めちゃってる?!)
(なんだか、ふにゃ~っとうな垂れてるぅ~???)
(ええ~?・・いや~ん!!)(哀)
(なんでなんでぇ~?!!)
そんな二人の心理戦がバチバチと展開している最中に、あやがのこのこと戻って来る。
あや「皆さ~ん! お待たせしました~!」
「それではこれから美味しいお茶を淹れますね~!(笑)」
「今日、持って来たハーブティーは
ローズヒップ(薔薇の実)と紅茶のブレンドでえ~
美肌効果やアンチエイジングに役立つ・・・」
ティーポットにコポコポとお湯を入れながらあやがそこまで説明すると背中に鋭く寒いものが走る。
あや(な、なに?!! なんなのこの雰囲気?・・)
(さっきより更に冷たい空気が
漂ってる?・・・なんで?どうして?・・)
あやの淹れるお茶も寒さに応えて湯気をいっぱい立ち上げていた。
※元投稿はこちら >>