あや「それじゃぁ皆さん、これから
撮影の準備に入りますからね~」
「少々お待ちくださいませ~」
レイコ・英樹「はあ?・・撮影の準備ぃ~?!!」
あや「そうよ!」
「だってここの照明ってメチャメチャ暗いんだもん!」
「これじゃぁ良い映像が撮れないわ!」
あやは意外と凝り性であった。
あや「姉さんと英樹クンの記念すべき
子作りドキュメンタリー映画なのよ!」
「私がバッチリ綺麗に撮ってあげる!」
英樹「こ、こっ、子作りドキュメンタリーって?!!」
「おっ、お母さん?!!」
レイコ「もうっ!!英樹ったら、なに照れてんのよぉ~!(笑)」
「あやには隠し事をしたって仕様がないでしょ~!」
「いずれはバレる事なんだからぁ~!!」
英樹「は?ぁぁぁぁ~~~???」
レイコとあやの間には性に対する恥ずかしさと云う垣根は存在していなかった。
あや「英樹く~ん?!」
「恥ずかしがる事はないのよ~!」
「どうせ私も直ぐに参加するんだから~!」
「ねっ?!!」
英樹「ねっ?!!って言われても~・・・(困惑)」
そんな彼の思惑を完全に無視する形で撮影の準備は進んで行く。
あや「え~っと・・この照明はっと!・・
んんっ?!! なんだか繋ぎ目が・・硬いぞっと!」
彼女は用意して来た照明機材を部屋の中に入れて、テキパキと各所に設置する。
レイコ「あや~?・・私も手伝おうかぁ~?」
あや「ううん、へーきですぅ~・・」
「私、慣れてますから~」
彼女は全ての機材をセットし終わると、照明の明かりを灯す。
あや「よ~し!! ではスイッチオ~ン!!」
ライトの光がベッドの上に照らされると、主役の二人が浮き上がって来る。
レイコ「ひゃああ~? この光りって
結構、眩しいのねぇ~?!!」
あや「それと~・・レフ板の位置は・・
うん! ここでOKね!! よしっ!! 出来た~!!」
あやに依る、簡易撮影現場は完成した。
あや「うふふふっ!(笑)」
「映ってる、映ってる!」
あやはビデオカメラのファインダーを覗き込みながら二人の位置を確認する。
レイコ「ねえ~、あや~?・・」
「私たち、綺麗に映ってるぅ~?」
あや「もう、バッチリです~!」
「姉さんも英樹クンも女優と男優みたい~!」
二人は期せずしてAVデビューを飾る事と相成った。
あや「それじゃあ私も着替えますね!」
「あっ!! そうそう!!」
「英樹クン?・・これから君に良いものを見せてあげるね!」
英樹「いいもの・・って、なに?・・かな?」
彼はベッドの上で照明に照らされて、戸惑う表情をありありと見せていた。
※元投稿はこちら >>