レイコ「やった~!!」
「見事、契約成立で~す!!」
彼女は片手を握り締めて思わずガッツポーズを決める。
家の中では、そんなハイテンションな彼女を見つめる彼の姿があった。
英樹「お母さん?・・なんか、良い事でも有ったの?」
「もしかして?!!・・宝くじにでも当たったとか?」
レイコ「そ~よ~!!」
「私ったら、あんたって云う宝くじに当たったの~!!」
英樹「お母さん?・・」
「全く!! 何言ってんだか?(笑)」
レイコ「ル~ルル~!! フンッ!フフンッ!!(小躍り)」
彼女は以前立てていた彼への企画を再度立ち上げる事に成功した。
それは中途半端に終わっていた彼へのソープサービスを満喫して貰う趣向である。
彼女は彼が大学合格を果たしたその日に自宅のバスルームで、簡単なソーププレイを味わって貰おうと椅子(通称スケベ椅子)まで用意していたのであった。
そんな彼女は併せて、一つの決意を心に刻んでいる。
レイコ「リザーブ出来たのは来週の火曜日よぉ~!!」
英樹「リザーブ?・・来週?・・」
「はあ?・・」
「一体全体、何の事やら?」
彼女は既に数か月前からピルの服用を止めていた。
勿論それは彼との子作りが主眼ではあるが、もう一つ、彼女は定期的に基礎体温を正確に計っていたのだ。
レイコ(来週の火曜日~・・それは~、私の~
月にたった一回のぉ~・・大事な大事なぁ~
排卵日なんですぅ~(ハミング調)・・)
そんな浮かれた彼女を他所に、彼は益々気を引き締めていた。
英樹(・・あのとき・・)
(あの時の僕は本当にどうかしてた!!)
(お母さんを・・それと未来に産まれて来るかもしれない
大切な子供を守り抜かなきゃいけないのに・・)
(本当に・・本当に僕がしっかりしないといけないんだ!!)
(・・いけないんだ・・)
二人はそれぞれの熱い想いを胸に秘めて、未来の赤ちゃんに向けて最善を尽くして行く。
レイコ「英樹ぃ~?・・」
「来週の火曜日はスケジュールを空けといてねぇ~!!」
「分かった~?!!」
英樹「お母さん?・・」
「う、うん!」
「ちゃんと空けとくから心配しないで!」
レイコ「英樹ぃ~・・ありがと~!!」
彼女の子宮は彼女自身の意向を汲んで、既に真っ赤に変色して彼の遺伝子を待ち構えている。
そして彼の睾丸も彼女の卵子をナンパしようと手ぐすねを引いて待ち構えながら、沢山の元気な精子を続々と作り続けていた。
後はもう、二人の健康な性器が生の状態で繋がり合うだけの問題であった。
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